窪田正孝主演、日本の映画である。
甘春病院の放射線技師・五十嵐唯織は、大好な放射線科医・甘春杏がワシントン医大へ留学することになって、落ち込んでいた。
彼女の出発は、3日後だ。
病院では、放射線技師会会長・及川貴史による、災害研修講義が開かれていた。
生死を左右する、「72時間の壁」。
辻村駿太郎医師が、留学する杏を励ましている時、杏の元に、母から「父危篤」の知らせが入った。
研修を終えた五十嵐ら放射線技師のメンバーが出てきた時、杏が辻村医師のバイクで出かけるところに出会した。
五十嵐の杏への気持ちを知っているみんなは、彼を冷やかした。
大型台風が接近していた。
甘春病院では、副院長であるベテラン鏑木安富医師による執刀を、ライブ配信する予定だ。
交通事故による救急患者が運び込まれた。
放射線技師・黒羽たまきの後輩、高橋圭介と妻・夏希、そして塚田和也の三人だ。
塚田の飲酒運転による事故だった。
妊娠している夏希は、意識不明の重体で、回復する見込みはほとんどなかった。
胎児を救うには、帝王切開するしかなかった。
程度の軽い塚田が、真っ先に治療を受けた。
杏の父は、伊豆諸島の離島・美澄島で診療所を開いていた。
なんとか間に合った杏に父は、「病気を見るな、人を見る医者になりなさい。」と言い遺し、他界した。
テレビシリーズの劇場版だが、テレビを観ていなくても理解できる。
テンポがよく、退屈なシーンがほとんどない。