星野源主演、日本の時代劇である。
江戸時代。
姫路藩藩主、松平直矩は、幕府から国替えを命じられた。
直矩は江戸城で、将軍の側近である柳沢吉保と揉めたため、その仕返しを受けたのだった。
行き先は豊後日田藩で、十五万石から七万石へ減封された。
すぐに準備しなければならないのだが、引っ越し奉行の板倉重蔵は、激務が祟って亡くなっていた。
家臣が集まって話し合うも、なかなか、適任者がいない。
そこで目をつけられたのが、書庫番の片桐春之介だった。
気の弱い彼は、断りきれずに引き受けた。
元気のいい幼馴染の鷹村源右衛門から、板倉重蔵の娘・於蘭のことを聞かされた春之介は、早速彼女に会いに行った。
ところが、亡き父の働きに対して報われていなかったことで、彼女は怒っていて、春之介は追い返されてしまった。
引越しの知識など全く無い彼は、計画を立てることすらできず、切腹させられることになった。
その時、於蘭が駆けつけた。
この作品は、ゆるいコメディである。