日本のアニメーション映画である。
高校2年生の梓川咲太 ( あずさがわさくた ) は、一年先輩の桜島麻衣と付き合っている。
両親とは離れ、妹の花楓 ( かえで ) とマンション暮らしだ。
ある日、彼の元に麻衣が訪れて晩御飯の準備をしていると、ドアホンが鳴った。
そこにいたのは、牧之原翔子という女性だった。
咲太は、大学生くらいに見える翔子を見て驚いた。
彼が知っている翔子は中学生であり、心臓病で入院しているのだ。
自称19歳の大学生である翔子は、行く当てが無いから彼のところに来たのだった。
咲太は、中学生の頃に高校生の翔子と出会ったいた。
そのとき翔子は、峰ヶ丘高校の制服を着ていた。
彼女に恋した咲太は、峰ヶ丘高校に進学したが、そこに彼女はいなかった。
咲太のところに来た翔子は、居候することになった。
彼女は未来から来たのだった。
別の日、翔子は咲太を連れ出し、結婚式場の下見に行った。
ウエディングドレスを試着した翔子の胸に、手術の跡があった。
中学を卒業できないと言われていた彼女は、心臓の移植手術に成功していたのだ。
そのドナーは、咲太だった。
惹き込まれる。
この作品は、架空の「思春期症候群」という病気を原因としている。
小説「青春ブタ野郎シリーズ」の第6巻と7巻を原作とした劇場版アニメである。
第1巻から第6巻まではテレビアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」として、放送された。
知識が無くても感動的な作品だが、小説の1から6巻を読むか、テレビアニメを観て背景が分かっていると、何倍も楽しめるだろう。