ディズニーのアニメーション映画である。
海底の世界、アトランティカ。
この世界の住民は、人魚だ。
王トリトンには、七人の娘がいる。
声が綺麗な末の娘アリエルは16歳、今日がお披露目のコンサートだ。
宮廷音楽家の蟹・セバスチャンが、アリエルを紹介した。
しかし、登場するはずの貝の中は、もぬけの殻だった。
その頃、地上の世界に興味があり、好奇心旺盛なアリエルは、友達の魚フランダーを連れて、沈没船を探検していた。
アリエルは、人間が作ったものを収集している。
その日も、フォークとパイプを見つけて、物知りカモメのスカットルにそれが何なのかを聞いた。
コンサートをすっぽかしたアリエルは、トリトン王に叱られた。
人魚は人間と関わってはいけない、という掟がある。
叱られても懲りないアリエルは、航海中の船を覗きに行った。
甲板には素敵な男性、エリック王子がいた。
アリエルは、エリックに一目惚れした。
ところが、突然起こった嵐で船が沈没し、エリックが溺れた。
アリエルはエリックを助けて、砂浜に寝かした。
そして、彼のために歌った。
アンデルセンの「人魚姫」を原作としたアニメーションである。
この頃のアメリカのアニメは、まだCGではなく、スイングするような独特の動きがある。
これも、また、いい。