日本の映画である。
新婚の手塚翔太と菜奈が、マンション「キウンクエ蔵前」に引っ越してきた。
引越し早々、翔太は住民の会合に参加した。
彼が自己紹介をすると、いきなり管理人の床島が「俺を殺したいと思ったか」と、食ってかかってきた。
その流れで交換殺人の話になったが、翔太は「知り合い同士では成立しない」と話した。
2年後、手塚夫妻の結婚バーティークルーズが開かれた。
マンション住民の一部を除いた人々と、住民でない数人が参加した。
床嶋は、披露パーティーで、機嫌良く歌った。
その夜、床嶋は体にロープを巻きつけられ、海に落ちて溺死した。
住民の数人が、ラウンジの窓から、それを目撃した。
刑事たちがやってきて、捜査が始まった。
2日目、濃霧のために船はその場で停泊を余儀なくされた。
留学生のリン・シンイーが機関室に忍び込み、何者かに襲われた。
夜、停電した。
捜査のために集合させられていた人々は、懐中電灯を頼りに、各々の部屋に戻った。
学生の黒島沙和が部屋の扉を開けたとき、火だるまになった男が飛び出してきた。
逃げる沙和を、男は追いかけた。
男は、デッキで力尽きて倒れ、追ってきた翔太と大各院生の二階堂忍が火を消しとめた。
二階堂は、焼け焦げた男の顔を見てニヤリとする沙和に気づいた。
死んだ男は、南という船員で、沙和は面識が無いと話した。
菜奈を危険に晒したくない翔太は、独自で捜査を始めた。
テレビドラマの劇場版である。
登場人物は、ほぼ同じだが、内容が違っている。
テレビドラマを観ていても、観ていなくても楽しめる。