カナダの映画である。
アルフェは、極めて珍しい遺伝子障害を持って生まれてきた。
ヨーロッパ人における、この遺伝子異常は65000人に一人といわれている。
アルフェの両親が、二人ともこの異常を持っていて、彼女に発現したのだった。
アルフェは、発達が遅れていた。
幼稚園に通う年代になり、彼女には特殊学級が勧められた。
しかし父親は、普通に育てたかった。
そこで、一家はスイスのアルプスに引っ越した。
そこには、アルフェの祖母が、かつて住んでいた家が、まだ残っていた。
大自然の中で、アルフェは伸び伸びと暮らした。
アルフェは、地元の保育所に入った。
そこで、友達もできた。
言葉をたくさん覚え、気持ちを話せるようになった。
アルプスの生活は、一年に及んだ。
この作品は、カナダの映画監督ユゴー・フチュリップが、愛娘の生活を撮影したものだ。
スイスの自然が美しい。