captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

赤毛

三船敏郎主演、日本の映画である。

 

幕末、慶応四年。

 

有栖川宮熾仁親王を中心に、錦の御旗を掲げた官軍は、江戸に向かって東海道を進んでいた。

 

中心となっているのは、相楽総三が率いる赤報隊である。

 

赤報隊の印として、正式な隊士は、歌舞伎役者のような長い赤毛の鬘を付けている。

 

彼らは年貢半減を約束して、沿道の人々を懐柔していった。

 

赤報隊には、農民上がりの隊士もたくさん所属している。

 

格好をつけさせるために、彼らには、錦の御旗を意味する綺麗な布の切れ端が配布された。

 

それを、袖に縫い付けるのだ。

 

隊士の権三は、次の目的地が生まれ故郷の沢渡宿だと知り、隊長の相楽から赤毛の鬘を借りて、一人で先に乗り込んだ。

 

沢渡宿は、代官と結託した博徒駒虎一家が仕切っていて、農民は苦しめられていた。

 

権三は駒虎のところに踏み込んで、借金のカタに女郎屋に売られていた女性たちを解放した。

 

また、農民たちを率いて代官屋敷に踏み込み、年貢米を取り返した。

 

面目をつぶされた駒虎は、用心棒として雇っている一ノ瀬半蔵に、権三を斬るよう頼んだ。

 

また、沢渡宿には、官軍を阻止するために、幕臣の遊撃一番隊が潜入していた。

 

 

この作品は、今の人には、あまりウケないだろう。