ジェット・リー主演、イギリス、フランス、アメリカ合作の映画である。
青年ダニーは、幼い頃に高利貸しのバートに拐われ、殺人マシーンのように育てられた。
彼は常に首輪を嵌められていた。
仕事の時、バートがそれを外して、相手を殺すか痛めつけるかを指示する。
ダニーは、それに従って、相手を徹底的に痛めつけた。
仕事が終わると、彼は地下の檻に入れられ、食べ物を与えられた。
ある日、バート達は宝石商ラッフルズのもとに、取り立てに行った。
ラッフルズは先手を取って、バート達を痛めつけた。
首輪を外されていないダニーは、バートの命令を受け付けない。
バートは散々痛めつけられたが、反撃して、なんとかダニーの首輪を外した。
その瞬間、ダニーは闘犬のようになって大暴れし、取り立てに成功した。
彼らは次に、骨董品倉庫に取り立てに行った。
バートは、赤ランプがついたら駆け込んでこいと言い残して、ランプとダニーを残して奥に入っていった。
倉庫には、古いピアノがあった。
ダニーがピアノに触れていると、ピアニストである盲目のサムが入ってきた。
ダニーは、サムに言われるまま鍵盤を押さえ、調律の手伝いをした。
赤ランプが点滅していることに気づいたダニーは、慌てて奥の部屋に向かった。
別の日。
バートはダニーを地下格闘技に出場させて、大金をせしめた。
その帰り、宝石商ラッフルズらに襲撃され、彼らが乗る車に大量の弾丸が浴びせられた。
無事だったダニーは、骨董品倉庫に逃げてきた。
そこで倒れて気を失った彼を、サムが自宅に連れ帰った。
ジェット・リーのアクションが素晴らしい。
本物の武道家であるゆえ、低い重心とブレない軸から繰り出す技は、本物の迫力がある。