フランスの映画である。
手術室。
モッコリーという名の男性が、麻酔を打たれて手術台に横たわった。
これから手術という時、男が二人、殴り合いながら乱入してきた。
リョウと海坊主 ( ファルコン ) だ。
リョウは、AEDを使って海坊主を気絶させた。
数時間前。
リョウと暮らしているカオリが、伝言板に「XYZ」の書き込みを見つけた。
これは、シティーハンターへの仕事の依頼だ。
カオリは、リョウの親友ヒデユキの妹である。
ヒデユキは、数年前、ブラック・ハンドという男に殺された。
リョウとカオリが待ち合わせ場所に行くと、中年の男性ドミニク・ルテリエが現れた。
彼は、父親が発明した「キューピッドの香水」を守ってほしいという。
その香水は、つけて匂いを嗅がせた相手を夢中にさせるというものだ。
リョウが信じないので、ルテリエは自分に香水をつけてリョウに嗅がせた。
リョウは、ルテリエに魅了され始めた。
次にカオリに付けさせて、向こうにいるイケメンで実験することにした。
カオリがイケメンに向かって歩いていくと、突然爆発が起きた。
吹き飛ばされたカオリは、別の男性パンチョに抱きついてしまった。
パンチョは、カオリに惚れてしまった。
その時、香水か入った鞄が消えていた。
バイクに乗った男が、鞄を持って逃げていく。
追いかけたリョウは、バイクのタイヤを銃で撃った。
男はバイクを捨てて、整形外科医院に逃げ込んだ。
冒頭のシーンにつながる。
この作品は、実写である。
登場人物の名前は、吹き替え版と字幕版で異なっている。
ここでは、馴染みのある吹き替え版の名前で紹介した。
実写版だと、アニメーションほど現実離れした表現が難しい。
だから、物足りない。
神谷明がモッコリーの吹き替えを担当しているが、どうせなら、アニメと同じくリョウを演じてもらいたかった。
これも、物足りなさの原因の一つだ。