ダッチ・ヴァン・デン・ブロックは、警察内務調査班の巡査部長だ。
出版社に勤める妻ペイトンと二人暮らしで、子供はいない。
夫婦仲は、順調だった。
ある日、仕事中にダッチは、マイアミ行きの飛行機が墜落したとのニュースを見た。
たいして気にも留めずに帰宅して留守番電話を聞くと、妻の声で「これからマイアミへ向かう」と、入っていた。
ダッチは急いで航空会社に電話して確かめたが、搭乗者名簿に妻の名前はなかった。
そこで妻の会社を訪ねたが、マイアミへの出張はないと言われ、また、妻の同僚も知らなかった。
ダッチは、妻の不倫を疑った。
偽名で搭乗していたに違いないと、彼は思った。
航空会社の調べで、ペイトンはカレン・チャンドラーという男性と夫婦を偽って搭乗していたことがわかった。
ダッチは、ペイトンの遺体を確認した。
その後ダッチは、妻の不倫を調べようと、カレンの妻ケイを訪ねた。
政治家であるケイ・チャンドラーは、下院議員選挙を控えていて忙しかった。
不倫が発覚するとスキャンダルになって、選挙戦で不利になる。
ケイはダッチを、冷たく追い返した。
独自で調査を進めたダッチは、マイアミへ飛び、二人が泊まっていたホテルを突き止めた。
そこにケイから連絡が入り、二人はマイアミで会うことになった。
モヤモヤしたものが残る作品だ。