日本の映画である。
週刊プレイメイトでは、南国をモチーフとしたテーマパークを建設する計画を立てていた。
それで、南国の生物収集や現地人のスカウトを兼ねて、記者の黒崎浩、カメラマンの小柳糸子を、南太平洋の探検に派遣した。
そこに、東都大学生物学助教授の殿岡大造が同行した。
一行は、キャサリン諸島オベリスク島に立つ石像を発見し、島に上陸した。
ここは、太平洋戦争中に日本軍が駐留していたため、現地人は日本語を理解し、彼らを歓迎した。
黒崎と小柳は、現地の子供サキに案内してもらって、石像を見に行った。
3人が石像の元に着くと、地震が起きて、石像が倒れた。
そこには、洞窟があった。
サキの制止を無視して、黒崎と小柳は洞窟に入った。
地底には大きな湖があり、巨大な骨が転がっていた。
二人は、卵を発見した。
すると再び地震が起きて、卵が孵化し、ガッパの赤ちゃんが誕生した。
二人は、それを持ち帰り殿岡に見せた。
巨大な骨は親ガッパのものだろうと推測した殿岡は、生まれたばかりの赤ちゃんガッパを、日本に持ち帰ることにした。
一行は、日本に向けて出発した。
赤ちゃんがいなくなっていることに気づいた両親ガッパが暴れ出し、村を破壊した。
そして、赤ちゃんガッパの鳴き声をキャッチした両親は、日本へ向けて飛び立った。
この作品は、半世紀前の、日活怪獣映画である。
子供を思う親ガッパの、愛情物語だ。