鎌倉に住んでいる大学生の滝島夏久と弟の高校生・春次が、電車で逗子にきた。
春次は、駅で美しい女性を見かけ、夏久に報告する。
調子のいい夏久は、すぐに顔を確かめに行ったが、ぱっと見、夏久の好みではなかった。
二人は、現地に住んでいる夏久の友人・平沢の家を訪ねた。
そこには、夏久の悪友達も屯していて、真面目な春次は反発する。
それでもみんなは、夏久の弟ということで、彼を可愛がった。
夏久と春次が水上スキーを楽しんでいると、沖合に女性が浮いているのを見かけた。
近づくと、それは先日駅で見かけた女性だった。
彼女の名前は、天草恵梨という。
彼女は、一人、対岸まで泳いでいたのだった。
二人は、彼女を対岸まで送り届けた。
数日後、春次が鎌倉駅から電車に乗ろうとすると、ホームで恵梨と出会った。
春次は思い切って恵梨を、ダンスパーティーに誘った。
迎えにいくという春次の申し出を断り、恵梨はバスで来た。
春次が豪華なドレスを着た恵梨を連れてきたので、夏久達は驚いた。
パーティーの途中、抜け出した二人は海岸へ行き、キスをした。
この作品は、石原裕次郎のデビュー作である。
春次役の津川雅彦も、この作品でデビューした。
だから二人とも、演技もセリフの言い回しも拙い。