日本の映画である。
鎌倉の古い家に暮らす幸田家の三姉妹、幸、佳乃、千佳の元に、父親の葬儀の知らせが入った。
父は、浮気をして１５年前に家を出ていた。
長女の幸は、二人の妹を葬儀に送り出した。
山形の田舎町。
駅に着いた佳乃と千佳を、少女が迎えにきた。
その子は、父と再婚相手との娘、すず。
すずは、二人を旅館に案内した。
葬儀には、幸も駆けつけた。
三姉妹は、すずの様子を見ていて、すずだけが闘病中の父を親身になって世話をしていたことに気づいた。
帰りがけ、「鎌倉に来ないか」と誘うと、すずは、「行きます」と答えた。
父は再々婚しており、今の妻は、すずにとっては継母だった。
鎌倉で、すずを加えた四姉妹の生活が始まった。
新しい中学の生活に、すずは、すぐに馴染んだ。
サッカーチームにも入り、近所の食堂のおばちゃんたちにも可愛がられている。
長女の幸は、看護師をしている。
彼女は、新設された終末期病棟を任されることになった。
次女の佳乃は、信用金庫で働くOLだ。
三女の千佳は、スポーツ用品店で働いていて、店長に憧れている。
この作品は、四姉妹の平凡な日常が、淡々と綴られている。
それだけ。
大きな事件も起きず、緊張する場面もない。
とても退屈だ。
佳乃を演じている長澤まさみが、かなり老けて見える。
