リー・リンチェイ ( 現ジェット・リー ) 主演、中国・香港合作の映画である。
鳳村を流れる川のほとりに、武術を競う二つの家があった。
一つは武当派の鮑家、もう一つは少林派の天龍家だ。
鮑家には女の子しか生まれず、現在8人の女の子がいる。
天龍家には8人の男の子がいるが、これは、親を盗賊に殺された孤児達を、天龍家の主が育てているのだった。
両家の子供達は、河原で悪戯しあっているが、いたって仲が良い。
両家は武術のライバルなので、家同士の仲は悪い。
しかし、天龍家の主と鮑家の長女・大鳳、天龍家の次男・二龍と鮑家の次女・二鳳は恋仲だ。
鮑家の主は、技が盗まれることを警戒して、天龍家の者との付き合いを禁じていた。
天龍家の主が大鳳にプロポーズするが、貧しい天龍は持参金としての牛の数が足りず、断念せねばならなかった。
三龍 ( リー・リンチェイ ) は、両家が仲良くするように頑張るが、ひょんなことから、三鳳と技比べをすることになってしまった。
これが切っ掛けで、この2人も恋仲になる。
その頃、全国を荒らし回っていた盗賊団が、鳳家の財産を狙い、両家の仲がさらに悪くなるよう仕向けてきた。
盗賊の目論見通り、両家の仲は最悪になり、天龍家は村から出て行くことになった。
残った鮑家を、盗賊が襲う。
この作品は、「少林寺」 の続編ではない。
前半は牧歌的で、ユーモラスで、実にのどかだ。
ラストの格闘シーンは、秀逸である。
リー・リンチェイの、本物の拳法を観ることが出来る。