captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

リズと青い鳥

京都アニメーション制作、日本のアニメーション映画である。

 

北宇治高校3年生の鎧塚みぞれは、吹奏楽部でオーボエを担当している。

 

彼女は内向的で、人と話すのが苦手だ。

 

日曜日の朝、部活のために登校したみぞれは、少し早く学校に着いて、傘木希美を待った。

 

みぞれと希美は正反対の性格だが、二人は中学の頃から親友同士だ。

 

希美が、やってきた。

 

彼女はフルートを担当している。

 

もうすぐ、高校生活最後のコンクールがある。

 

演奏する曲は「リズと青い鳥」であり、その中に、オーボエとフルートのソロの掛け合いがあった。

 

希美は、幼い頃に読んだことがある絵本、「リズと青い鳥」をみぞれに見せた。

 

ひとりぼっちでいるリズのところに、ある日、青い髪の少女が現れる。

 

仲良く二人で暮らすが、少女は青い鳥で、やがて別れが訪れる、という物語だ。

 

希美は、ちょっと私たちみたいだと言って笑う。

 

休憩中に絵本を読んだみぞれは、図書館で「リズと青い鳥」の文庫本を借りた。

 

みぞれは、リズに自分を、去っていく少女に希美を重ね合わせた。

 

みぞれは、リズが少女を大空に旅立たせる気持ちが、理解できなかった。

 

部活が終わっても、卒業しても、希美と離れたくなかったのだ。

 

 

この作品は、「響け ! ユーフォニアム」のスピンオフであるが、予備知識がなくても楽しめる。

 

美しく、感動的な作品だ。