アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカの映画である。
若いマリアンは、ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロを訪れていた。
彼女らはホテルで、イギリス人貴族マキシム・ド・ウィンスターと出会う。
ホッパー夫人が風邪で寝込んでいる間、マリアンとマキシムは、ドライブに出かけた。
二人は、恋に落ちた。
ホッパー夫人が回復したころ、彼女の娘が婚約し、急遽、アメリカに帰ることになった。
マリアンがマキシムに別れを告げに行くと、マキシムはマリアンにプロポーズした。
マリアンはそれを受け入れ、二人は、イギリスにあるマキシムの城に帰った。
城では、大勢の使用人が二人を迎えた。
使用人頭のダンヴァース夫人だけは、マリアンに冷たかった。
西の塔にある部屋は、亡くなった前妻レベッカが使用していた部屋であり、当時のまま残されている。
城の中には、あちこちにレベッカのイニシャルがついたものが置いてあって、マリアンは居心地が悪い。
マキシムの姉夫婦が、訪ねてきた。
この二人はマリアンを温かく受け入れた。
しかしマリアンは、ダンヴァース夫人がレベッカの付き人として来てからずっと働いていて、いまだにレベッカに心酔していると知り、不安が募った。
ある日、マリアンとマキシムは、犬を連れて散歩に出かけた。
いつの間にか犬がいなくなり、マリアンはマキシムが制止するのを無視して、海岸の方に犬を探しに降りて行った。
海岸には、古い小屋があり、頭の弱そうな男がいた。
マリアンが中に入ると、レベッカの私物があった。
優しいけれども時々癇癪を起こすマキシム、無表情で冷酷なダンヴァース夫人が、不気味である。