オスカー・ワイルド原作、スペイン・イギリス・イタリア・ルクセンブルク・アメリカ合作の映画である。
1930年のニューヨーク、社交界はミセス・アーリンのゴシップで盛り上がっていた。
彼女は、結婚している男性を、次々にもてあそんでいた。
21歳になるメグ・ウィンダミアは、ロバートと結婚して1年になる。
二人も、アマルフィを訪れていた。
地元社交界の中心人物ルッチーノ伯爵夫人に連れられて見物に出掛けたメグは、プレイボーイのイギリス人貴族ダーリントン卿にアプローチされるが、あっさり撥ねつけた。
ロバートは、メグの誕生日プレゼントを買いに、骨董品店に入った。
そこで、ミセス・アーリンに出逢う。
彼女のアドバイスに従って、ロバートは金細工をあしらった豪華な扇を購入した。
ローバーとアーリンは、たちまち社交界の噂になる。
誤解から別れの危機へという、良くあるパターンなのだが、実に細かく丁寧な脚本だ。
純真なメグを演じている、スカーレット・ヨハンソンは、とても可愛らしい。
それもあり、後半はハラハラさせられる作品である。