グウィネス・パルトロー主演、イギリスの映画である。
19世紀、ロンドン近郊の小さな村ハイベリー。
主人公エマ・ウッドハウスは、良家の子女だ。
恋の橋渡しを得意としている。
エマは、家庭教師のテーラーと男やもめウエストンの結婚後押しして、二人を結びつけた。
父や友人のナイトリーからは、お節介を焼きすぎないように言われている。
エマは、牧師エルトンと彼女の年上の友人ハリエットを、結ばせたいと思っていた。
ところが、小作人のロバートが、ハリエットにプロポーズした。
エマはハリエットに、身分の高いエルトンの方が良いと忠告し、ハリエットはプロポーズを断った。
しかしナイトリーは、ハリエットにはロバートの方が相応しいと主張する。
さらに、エルトンが思いを寄せているのは、エマだった。
エルトンから打ち明けられたエマは、激しい自己嫌悪に陥ってしまう。
ある日、エマが馬車で川を渡ろうとしたとき、車輪が岩に挟まってしまった。
そこに通りかかった青年フランクが、助けてくれた。
彼は、ウエストンと前妻の間の息子だ。
エマは、フランクに好意を抱く。
気楽な恋愛物語である。
階級社会で身分の違いが絡んでくると、なかなか恋愛も思い通りに行かないものだ。