日本のアニメーション映画である。
魔の国、樹長老の森。
「呪い屋」 を営む姉妹ヨヨとネネは、一仕事終えて帰ってきた。
ヨヨは18歳なのだが、12年前の魔法事故のせいで、見た目は6歳のままだ。
妹のネネは、15歳、姉のことを「ヨヨさん」 と呼んでいる。
2人に、新たな依頼が来た。
行方不明の姉を捜して欲しいといわれ、写真を見ていると突然、巨大な建物が地面から生えてきた。
彼女たちが見たことのない、高層マンションがいくつも蔦に絡まってそびえている。
ヨヨは猫のビハクを連れて、調査に向かった。
エレベータに人影が見えたので乗り込むと、誰もいない。
そして、床に魔方陣が現われた。
後から来たネネの助けが間に合わず、ヨヨは異世界に転送されてしまった。
そこは、横浜のマンション。
エレベータの前にいた少年・孝洋と幼い従妹の亜紀は、突然現われたヨヨにビックリして逃げ出した。
なぜか成長した姿になっていたヨヨは、2人を部屋まで追いかけていった。
孝洋が戻ると両親が魔物に変えられていて、兄の健生が、おろおろしている。
そこにヨヨが入ってきた。
「呪い屋」 稼業のヨヨは、両親に掛けられた呪いを解いて欲しいという頼みを、引き受けた。
前半の緩やかな展開から、後半は、うって変わって怒濤の展開になる。
危機の時、都合の良すぎる助けが入っても、それはそれ、「魔法」 のお話しだから、よしとする。
絵が美しい、吹き替えも上手い。
観ている内に、その世界に入ってしまえる。