captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

頭上の敵機

グレゴリー・ペック主演、アメリカの映画である。

 

1949年。

 

イギリスを訪れたアメリカ人弁護士ストーヴァルは、骨董品展で見覚えのあるトビージョッキを見付けた。

 

彼はそれを買い求め、かつて自分がいたアーチべーリー飛行場の跡地に向かった。

 

1942年。

 

アメリカ軍の第918航空群は、連日、ドイツへの爆撃を繰り返していた。

 

度重なる出撃で、兵士の疲労が溜まり、爆撃の精度が落ちている。

 

上層部は、精度を上げるために低空からの爆撃を命令した。

 

部下の信頼が厚い指揮官のダベンポート大佐は、司令部へ抗議する。

 

相手は、彼の友人でもあるサヴェージ准将だ。

 

サヴェージは、上官のプリチャード少将に相談した。

 

その結果、ダベンポートは異動になり、サヴェージが指揮を執ることになっ。

 

サヴェージは、部下に厳しく当たった。

 

そして多くの兵士が、異動願いを出した。

 

この映画は、サヴェージの苦悩が、メインテーマだ。

 

戦争映画ではあるが、戦闘シーンは極めて少ない。

 

敵機との戦いは、一回しか出てこない。

 

退屈で、眠気をもよおす。

 

ドイツ市民にとって、アメリカ軍爆撃機が「頭上の敵機」 だ。