アメリカの西部劇である。
主演は、ジョン・ウエィン。
60代前半ということもあり、どっしりとした貫禄がある。
映画は、南北戦争末期、北軍のマクナリー大佐 ( ジョン・ウエィン ) が護衛する金塊輸送列車が襲撃されるシーンから始まる。
冒頭から、派手な撃ち合いがあって、観客は一気に引き込まれてしまう。
この襲撃で大佐は捕まるが、脱出して相手の指揮官コルドナ大尉と、部下のタスカロラを捕虜にする。
戦後、マクナリーは故郷の街で、シャスタという娘を助けた。
彼女は、リオ・ロボという町でヘンドリックス保安官に仲間を殺され、追われていたのだった。
コルドナの話によると、ヘンドリックス一味に、列車強盗の際に手引きした北軍の裏切り者がいるという。
そして三人はリオ・ロボに向かい、戦いが始まるのだ。
還暦を過ぎたジョン・ウエィンの、身を張った派手なアクションは、見物である。
多少、動きがスローなのは仕方がない。
大柄であるからか、若いときから俊敏ではなかったからだ。
年を取れば、なお一層・・・。
初期の作品を見ている人には、違和感はないだろう。
西部劇は、勧善懲悪。
正義が必ず勝つから、後味がいい。
しみじみ感動に浸りたい人には、不向きだが。