イギリス・アメリカ合作の映画である。
実話に基づいている。
19世紀のイギリス。
まだ幼いヴィクトリアが、唯一の王位継承権者だった。
母ケントと愛人のコンロイは、摂政を認めさせようとヴィクトリアに迫るが、拒否された。
ヴィクトリアの叔父であり、ベルギー国王のレオポルドは、甥のアルバートをヴィクトリアの元に送った。
将来、結婚させようとの算段だ。
ヴィクトリアとアルバートは、気が合い、文通を始めた。
首相のメルバーンは、ヴィクトリアに信頼されて、彼女の秘書になった。
ヴィクトリアが18歳の時、ウイリアム4世が亡くなり、彼女は女王位に付いた。
戴冠式に訪れたアルバートは、彼女に求婚されると期待していた。
しかし、ヴィクトリアは、彼を友達としか見ていない。
彼女は、女王になったとはいえ、政治のことは全く解らず、全てメルバーンに任せきりだ。
やがて政権交代があり、メルバーンは失脚した。
ヴィクトリアは、新首相のピールと、尽く対立する。
この時になって、アルバートがいかに頼りになるかを、思い知った。
彼女は、アルバートに求婚した。
この後も、波瀾万丈が続く。
衣装も背景も美しく、19世紀の王宮にトリップした気分になる。
貴族のイギリス英語は、聴き取りやすい。