アメリカの映画である。
北部の田舎町で、ハンク・ミッチェルは妻と二人暮らしだ。
もうすぐ、子供が生まれる。
亡き父がいつも言っていた。
「人生にとって必要なものはシンプルで、愛する妻、まともな仕事、良き友人や隣人に恵まれること」
これが彼らの、シンプル・プランだ。
大晦日、ハンクは兄と二人して両親の墓参りに行き、帰りに友人のルーを車に乗せてやる。
途中で狐が飛び出してきて、事故を起こしてしまった。
逃げた狐を追いかけて山に入ると、雪に埋もれた墜落機があった。
乗員は死んでいて、積み荷は440万ドルの現金だった。
3人は、それを自分たちのものにする。
「雪が解けて飛行機が見付かるまで、金は隠しておく。」
「誰かが探しているようだったら、金を燃やす。」
「金は、ハンクが預かる。」
「何事もなければ、山分けして町を出る。」
これが、シンプル・プランだ。
現金を持ち帰ったハンクが、妻に見せる。
妻は、不自然にならないように50万ドルだれ戻すようにアドバイスした。
そこで、戻しに行くのだが。
この後、次々に死人が出る。
いろいろ、考えさせられる作品だ。