日本の映画である。
夜。
狂四郎は、手裏剣で襲われ、大勢の忍者に取り囲まれた。
伊賀者だ。
一人を取り逃がしたが、残りは全て切り捨てた狂四郎は、そのまま、巣にしている宿に入った。
狂四郎の元に、陳孫という名の者から手紙が届いていた。
数日後、加賀前田藩奥女中の千佐が、狂四郎を訪ねてきた。
陳孫という者に、命を狙われているという。
手紙のこともあり、狂四郎は陳孫に会う。
陳孫は、千佐が前田が送り込んだ間者だと言う。
前田藩は、商人銭屋五兵衛と組んで、密貿易で大儲けしたのだが、幕府に発覚するのを恐れて五兵衛を殺害、銭屋一族を処断したという。
前田は、銭屋の息がかかった陳孫を狂四郎に殺させるために、千佐を使ったのだった。
狂四郎は、宿に戻り千佐を問い詰める。
千佐は、命を捨てる覚悟だった。
狂四郎は、千佐を匿う。
数日後、陳孫に連れられた狂四郎は、殺されたはずの銭屋五兵衛に引き合わされた。
前田に巻き上げられた財宝を取り返すのに、五兵衛は狂四郎に手助けを頼む。
狂四郎は、拒否した。
陳孫は、千佐を掠って金沢に逃げた。
分かりやすい作品だ。
感動も感激もない。