阿部寛主演、日本の映画である。
主人公・篠田良多は、15年前に文学賞を取って以来、鳴かず飛ばずだ。
今は、「小説のリサーチ」 と称して、興信所に勤めている。
専ら、浮気調査だが。
郊外の団地には、年老いた母親が一人で暮らしている。
良多は実家を訪れて父の遺品をあさるが、金目のものは無かった。
良多には、別れた妻との間に一人息子がいて、月に一度、会うことが出来た。
ギャンブル好きの良多は、なかなか毎月の養育費が支払えない。
良多は、息子が出ている少年野球の試合を覗きに行って、元妻が新しい恋人といるのを見掛けた。
そして、月一度の面会日に、良太は息子を実家に連れていった。
夕方、元妻が息子を迎えに来たが、台風が接近していたので、泊まっていくことになった。
日常生活を描いているだけの作品だ。
それゆえに、身近に感じて、共感を覚える人もいるだろう。
エンタテイメントを求めている人には、つまらない。