日本の映画である。
主人公・鳥山ゆきなは、一浪のすえ、第一志望ではない雄飛工業大学に進学した。
登校初日、バスの中にはチェックのシャツにメガネの生徒ばかりで、耐えきれなくて降りる始末だ。
バスを降りると、ロードバイクに乗った青年が、颯爽とバスを追い抜いていった。
ゆきなは、教室で知り合った島村和美と、人力飛行機のサークルを訪ねた。
そこでは、毎年琵琶湖で行われている「鳥人間コンテスト」 にむけて、準備が進んでいた。
ゆきなは、部長の高橋圭に誘われて、サークルに入る。
そして、パイロットの候補になった。
このサークルには、正パイロットとして、圭の他に、雄飛の狂犬と呼ばれる坂場大志がいた。
ゆきなは、補欠と言うことを知り、がっかりする。
大会二ヶ月前の試験飛行で、圭が足を負傷した。
坂場は、ゆきなをパートナーに指名する。
会えば口喧嘩の二人だが、共にトレーニングを積み重ねていった。
洋画ばかり観ている私には、つまらなかった。
主なメンバーは表面だけが描かれていて、人物の厚みがない。
トレーニングシーンに、リアリティがない。
だから、感情が移入できない。
4分の3くらいは、退屈で忍耐が要った。
ただ、ラスト。
大会のシーンは、コミカルであり、また、緊迫感もあって面白かった。