昔、修道士達が神の声を聞くために、天まで届く豆の木を植えた。
ところが、そこには神様などいなくて、代わりに巨人の国ガンチュアがあった。
巨人達は、豆の木を伝って地上に降り立ち、略奪を始めた。
地上の王エリックは、巨人をコントロールする魔力がある王冠を、巨人の心臓で作った。
そして、巨人達を元の国に帰らして、豆の木を切り倒した。
これは、子供達の大好きなおとぎ話となった。
時が過ぎ。
村の青年ジャックは、ひょんなことから天まで届く豆の木の種を預かった。
それが水に濡れてしまい、豆の木が急激に育って、天まで届いてしまったのだった。
運悪く、城を抜け出してきていたイザベル姫が、豆の木に巻き込まれて天辺まで行ってしまった。
国王に率いられた騎士団とジャックは、イザベル姫を救うため、天に向かって登り始めた。
危険な冒険の始まりだ。
テンポがよく、最後まで楽しめる。