袴田吉彦主演、日本の映画である。
バブル期の日本では、皆、金銭感覚がおかしくなった。
賭け麻雀においても、レートが上がり、一晩で数百万円稼ぐものもいた。
高レートの賭け麻雀は、マンションの一室で行われる。
元プロ雀士で、引退してから義父から継いだ町工場を経営している男が、この日も大勝ちしていた。
下町の工場は、地上げの対象になっていて、毎日のように不動産屋がやってくる。
そして、破格の提示をするのだった。
そういう時代だ。
「傀 ( かい ) 」と呼ばれる男がいた。
傀は、強い。
プロ雀士の安永でさえ、歯が立たなかった。
この作品は、麻雀のシーンが大部分を占める。
ひたすら麻雀をやっている。
主人公の傀は、ほとんど話さない。
「御無礼」が決め台詞だ。
以後シリーズ化された。