フランスの映画である。
第一次世界大戦のフランス、小さな田舎町。
劣勢のドイツ軍は、爆弾を仕掛けて町から撤退した。
情報を得たイギリス軍は、爆弾を発見するために兵士を一人派遣することに。
たまたまフランス語が話せたプランピック二等兵が、その任務に選ばれた。
しかし彼は、伝書鳩の飼育係でしかない。
そんな彼が町に入ると、残留していたドイツ兵と出くわしてしまった。
彼は、慌てて建物に逃げ込んだ。
そこは精神病院で、患者達がトランプゲームに興じていた。
名前を聞かれたプランピックは、「ハートのキング」と答える。
それで彼は、王様に祭り上げられた。
その後、誰もいなくなった町へ、患者達が思い思いの恰好をして繰り出した。
貴族や、兵隊や、なんやかやと役になりきって楽しんでいる。
その中で、美少女コクリコはプランピックに恋をした。
やがて、二人の結婚式を挙げようということになる。
その時、プランピックは任務を思い出した。
この町には、爆弾が仕掛けられているのだ。
一種の、反戦映画である。
戦争は、愚かなことだと風刺している。
邦題から、派手な戦闘シーンを期待すると、肩すかしを食らう。
反戦映画、なのだ。