レオナルド・ディカプリオ主演、アメリカの映画である。
アフリカのシエラレオネ内戦、反政府勢力が戦闘資金を集めるためにダイヤを密輸していた。
いわゆる「紛争ダイヤ」をめぐる、戦争映画である。
主人公アーチャーは傭兵で、ダイヤを密輸しようとしているところを政府軍に捕まった。
留置場で、反政府軍に働かされていた男・ソロモンが、大粒の「ピンクダイヤモンド」を隠していることを知る。
出所後アーチャーは、ピンクダイヤを取りに行こうとソロモンを誘うが。
ソロモンは、ダイヤより、離ればなれになった家族との再会を望んでいた。
その頃家族は、難民キャンプにいた。
また、反政府軍に連れ去られた息子は、少年兵として訓練を受けていた。
この作品は、ダイヤの密輸について、ロンドンの一企業におけるダイヤの独占について、そして、アフリカ紛争地帯の少年兵についての問題を提起している。
特に、殺戮マシーンとして洗脳された少年兵が、恐ろしい。
無差別に人を殺すことを、何とも思っていないのである。
そしてそれは、映画の中だけでなく、実際に、現在も、存在している。
この作品を多くの人が見ることで、問題の解決に、少しは役に立つだろう。
「知る」ことが始まりだからである。
ただ、この映画の戦闘シーンというか虐殺シーンは、凄まじい。
人によっては、トラウマになってしまう程のものである。