アメリカのアクション映画である。
「リオ・ブラボー」のオマージュだそうだ。
若者達が武装したギャングになっていて、住民達は、街を離れてしまっている。
そんな時に警部補になった主人公が、その街の警察署に赴任してきた。
といっても、既に移転が始まっていて、電話の切り替えが済むまでの間のはずだった。
そこに、たまたま護送中の死刑囚が運ばれてきた。
一人の囚人が病気になって、取り敢えず留置場に入れて医者に診せるためである。
突然、男が一人駆け込んできた。
娘を殺され、犯人に復讐したところ、犯人の仲間達に追いかけられてきたのだ。
仲間こそが、この街の武装ギャング団だった。
奴らは、集団で警察署に銃弾を撃ちこんで来た。
電話線が切られ、外部と連絡を取る術は無い。
付近は、既にゴーストタウンとなっていて、人通りもない。
主人公は、死刑囚と共に応戦するが、手持ちの銃弾が乏しくなってきた。
設定が違うだけで、西部劇である。
それ故、人命が軽い。
命にドラマがない。
主人公に、有名俳優を起用していれば、もうちょっと良かったのかもしれない。