captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ホワイト・ラブ

三浦友和山口百恵主演、日本の映画である。

 

映像会社でスタイリストとして働いている上村忍は、美容室を営む母と二人暮らしだ。

 

姉は嫁ぎ、父は忍が幼い頃に蒸発して、既に亡くなっていると聞かされてきた。

 

忍は、父の友人山下洋一郎から、父がスペインのセゴビアで生きていると聞かされた。

 

それで忍は、専門学校でスペイン語を学び始めた。

 

ある日、専門学校のロビーでタバコの火が飛んできた。

 

臨時講師の山野辺健が、誤って飛ばしてしまったのだった。

 

それが切っ掛けで、二人は仲良くなった。

 

チンピラのように見える健は、外語大出身で商社マンだったのだが、今は退職して語学学校で働いている。

 

スペイン語が、堪能だ。

 

また、外国人女性相手のブローカー、ミッキー安田の手伝いもしている。

 

忍の元に、山下から父が病気で倒れ、重篤だとの知らせが入った。

 

翌日、忍ぶと山下は、スペインに旅発った。

 

健も、2人を追いかけてスペインへ飛んだ。

 

この映画は、百恵・友和ペア、10作品目の記念作品である。

 

実際に、スペインでロケをしている。

 

この2人の作品は、どれも、カラッとした明るさがない。

 

山口百恵にはじけた明るさがないから、仕方がないが。

 

暗い雰囲気の作品は、ファンでないと、あまり楽しめない。

 

 

 

 

 

家の鍵

イタリアの映画である。

 

結婚して間もないジャンニの元に、義兄が訪ねてきた。

 

15年前、ジャンニの恋人が出産したパオロに会って欲しいという。

 

パオロを出産した時に、彼女は死亡した。

 

そのショックでジャンニは、パオロを放り出してしまったのだった。

 

パオロは、足の障害があった。

 

実の父親に会えば奇跡が起きるかもしれないと、医師が義兄に告げたのだ。

 

ジャンニは、ミュンヘンの駅でパオロに会った。

 

彼はパオロを、ベルリンにあるリハビリ施設へ送っていく。

 

電車の中で、どう接して良いか分からないジャンニは、ぎこちない。

 

パオロはマイペースで、ゲームをしている。

 

施設に着いた。

 

受付の女性は、ジャンニに冷たく接する。

 

その間にパオロは、施設の中をうろついて、言語障害のある女性の部屋にたどり着いた。

 

そこには、必死で本を読む女性と、優しく見守る母の姿があった。

 

パオロの採血が始まった。

 

ジャンニは気分が悪くなり、部屋を出て行ってしまう。

 

苦しそうにしているジャンニに、ニコールという女性が優しく話しかけた。

 

ニコールは、先ほどパオロが見た言語障害の女性の母親だ。

 

ジャンニはニコールに、パオロの父親かと問われ、「違う」 と言ってしまう。

 

テンポは良いが、内容は重い作品である。

 

ジャンニの弱さが、共感を生んでいる。

 

 

 

 

ウィンチェスター '73

ジェームズ・スチュアート主演、アメリカの西部劇である。

 

1876年7月。

 

リンとハイスペードの2人は、男を捜してカンザス州ドッジ・シティにやって来た。

 

この街の保安官は、ワイアット・アープだ。

 

彼らは街に入る時、保安官に銃を預けさせられた。

 

2人は酒場に入ってすぐ、目当ての男ダッチを見付けた。

 

銃を持っていない彼らは、ダッチを撃つことが出来なかった。

 

射撃大会が開かれた。

 

最後まで残ったリンとダッチが、ぎりぎりの勝負を繰り広げる。

 

勝ったのは、リン。

 

リンは、賞品として1873年製造のウィンチェスター銃を手に入れた。

 

彼がそれを持って部屋に戻ると、ダッチと仲間達が待ち構えていた。

 

ダッチらはリンからウィンチェスターを奪って、逃走した。

 

リンとハイスペードは、後を追った。

 

ダッチは、ウィンチェスターを奪ったものの、自分の銃は保安官に預けたままだった。

 

彼は新たに銃を手に入れるため、武器商人ラモントとポーカーをする。

 

しかし負けてしまい、ウィンチェスターを手放した。

 

ウィンチェスターを手に入れたラモントは、インディアンに売りに行く。

 

取引が上手くいかず、ラモントは殺され、ウィンチェスターはインディアンのものになった。

 

ウィンチェスターを手にしたインディアン達は、騎兵隊を取り囲む。

 

このウィンチェスターは、呪われた銃でもないのだが、次々に持ち主が代わる。

 

ヒーローが活躍する作品ではないので、感情移入することもなく、盛り上がりに欠ける。

 

 

グリーンカード

アメリカ、フランス、オーストラリア合作の映画である。

 

ニューヨークに住む園芸家のブロンティは、フランスから来たジョージと偽装結婚をした。

 

安い温室付きのアパートを借りるには、結婚している必要があったのだ。

 

早速、結婚証明書を持ってアパートを訪れ、理事会に承認されて入居することができた。

 

一方のジョージは、欲しかった永住権が手に入った。

 

ある日、ブロンティが仲間と食事に出かけると、ジョージがウエイターをしていた。

 

しばらくして、入国管理調査員から面接の依頼があった。

 

ブロンティは、慌てて店に行くが、ジョージはクビになっていた。

 

ジョージの同僚が彼の居場所を知っていて、連絡が付いた。

 

ジョージがブロンティのアパートに来て、間もなく、2人の入国管理調査員が訪問してきた。

 

その場は何とか切り抜けたが、1ヶ月後に本格的な面接がある。

 

ブロンティとジョージは同居して、互いの情報を学び始めた。

 

粗野なジョージと一緒にいるのが、ブロンティには我慢ならない。

 

ジョージは、勝手な振る舞いが多すぎた。

 

2人でスーパーに出掛けた時、偶然出逢ったブロンティの友人ローレンを、ジョージが勝手に誘った。

 

ジョージは、フランス料理を作る。

 

ローレンは、すっかり彼を気に入った。

 

ローレンの家でパーティーが開かれ、ブロンティは1人で出掛けていく。

 

ところがローレンが、アパートからジョージを連れてきた。

 

ジョージは、ピアノの弾き語りを披露した。

 

この映画は、平坦で、盛り上がりが少ない作品だ。

 

やや、退屈である。

 

2人の心の動きを、じっくり感じて、味わう映画である。

 

阪急電車 片道15分の奇跡

日本の映画である。

 

兵庫県阪急今津線は、西宮北口駅から阪急今津駅までのローカル線で、駅は8つしかない短い路線だ。

 

この沿線に住む人たちの出来事が、個別に、あるいは接点を持って語られている。

 

32才のOL高瀬翔子は、恋人から別れ話を切り出された。

 

彼と付き合い始めてから3年、二人は結婚の準備を始めていた。

 

そのさなかに、彼は翔子の後輩を妊娠させ、彼女と結婚するという。

 

収まりの付かない翔子だったが、披露宴に招待されることを条件に、話を受け入れた。

 

披露宴に翔子は、ウエディングドレスで参加した。

 

萩原時江は、孫の亜美を連れて電車に乗っていた。

 

披露宴を途中で抜けて、ドレスのまま電車に乗り込んできた翔子を見た亜美は、不思議がる。

 

翔子は、亜美の言葉が引き金になって、泣き出した。

 

時江は翔子を隣に座らせて、話を聞いてやり、次の小林駅で降りて気分転換するよう促した。

 

21才の大学生森岡ミサは、粗暴な恋人カツヤと半同棲の生活をしている。

 

カツヤは切れやすく、ミサは家政婦のように扱われている。

 

高校生の門田悦子は、受験を控えて成績が伸び悩んでいる。

 

第一志望の関西学院大学には、ぎりぎりの成績だった。

 

関学の学生小坂圭一は、パンクファッションに軍事オタクで、いつも独りでいる。

 

同級生の権田原美帆と、電車の中で親しくなり、付き合うようになった。

 

42才の主婦伊藤康江は、息子のPTAで知り合った人たちに、高額のランチを付き合わされて、困っている。

 

複数のドラマなので、内容は浅い。

 

その分、深刻にならずに、ほのぼのとした雰囲気に仕上がっている。

 

関西出身のタレントを多用しているので、関西弁に違和感がない。

 

高瀬翔子役の中谷美紀は、東京出身である。

 

彼女だけ、敢えて標準語を話させたのは、大正解だ。

 

 

 

 

美しき運命の傷痕

フランス、イタリア、ベルギー、日本合作の映画である。

 

22年前、セリーヌは母に連れられて、父の研究室を訪ねた。

 

ドアを開けると、中には父と男の子がいた。

 

セリーヌは、突然、母に目かくしされた。

 

現在。

 

セリーヌには、姉のソフィと妹のアンヌがいる。

 

ソフィの夫ピエールはカメラマンで、ソフィは彼の浮気を疑っている。

 

やがて、彼を尾行するようになった。

 

アンヌは、友人の父親であり大学教授のフレデリックと不倫しているが、彼から別れを切り出された。

 

別れる気のないアンヌは、しつこく彼に付きまとう。

 

セリーヌは、独身だ。

 

ある日、セバスチャンという青年が、セリーヌに話しかけてきた。

 

彼は、セリーヌの姉妹から居場所を聞いてきたという。

 

見知らぬ男性に話しかけられて、セリーヌは不信感を持った。

 

翌日、セリーヌがカフェに入ると、セバスチャンがいた。

 

彼はセリーヌに、詩を朗読した。

 

セリーヌは、彼が名前を知っていたことを不審に思って問いただすと、彼は黙って去っていった。

 

ソフィーとピエール、アンヌとフレデリックに、それぞれ事件が起きる。

 

この作品は、映像が、やや、ぼんやりとしていて、幻想的な雰囲気だ。

 

音楽も、それにマッチしている。

 

 

鬼滅の刃 兄妹の絆

日本のアニメーション映画である。

 

大正時代。

 

山に住む竈門炭次郎は、父を亡くした後、病弱の母と弟妹達を、炭焼きをして養っている。

 

炭次郎は、人一倍、鼻が効いた。

 

その日、山を下りて麓の街で炭を売り、いろいろと手伝いをしている内に日が暮れた。

 

1泊して帰ると、家族が血まみれで死んでいた。

 

鬼に襲われたのだ。

 

妹の禰豆子だけ、まだ身体が温かかったので、炭次郎は彼女を背負い、山を駈け降りた。

 

途中、禰豆子が鬼に変身した。

 

炭次郎を喰おうとしているところに、鬼狩りの富岡義勇が助けに入った。

 

富岡は、禰豆子を切り捨てようとしたが、炭次郎が彼女を庇う。

 

禰豆子も、人間の心が残っていて、富岡に倒された兄を庇った。

 

「この2人は、違う」 と感じた富岡は、彼の師匠・鱗滝左近次の元に、2人を行かせた。

 

2人は、旅の途中に寄った寺で、鬼に出くわした。

 

鬼は炭次郎を喰おうと、襲いかかる。

 

間一髪のところ、鬼になって力が付いた禰豆子が、鬼の首を蹴って刎ねた。

 

それでも鬼は死ななかった。

 

死闘の末、やっと鬼の首を斧で取り押さえた。

 

トドメを刺さねばならない。

 

そこに、天狗の面を付けた老人が現われ、石で頭を潰すように告げた。

 

心優しい炭次郎は、手が動かない。

 

やがて夜が明け、日の光に当たった鬼は、消滅した。

 

この老人が、鱗滝左近次である。

 

左近次の試練に合格した炭次郎は、鬼殺隊の剣士になる訓練を受けることになった。

 

禰豆子は、眠ったままだ。

 

修行の内に一年が過ぎ、炭次郎は大きな岩のところに連れてこられた。

 

これを斬れば、鬼殺隊の最終選別に行くことができる。

 

この作品は、売れる作品の三要素「友情、努力、勝利」 が揃っている。

 

話の流れも、売れる作品の王道を行っている。

 

ジャッキー・チェンの初期の作品、蛇拳酔拳、笑拳とパターンは同じだ。

 

主人公が痛い目に遭い、師匠と出会い、鍛えて強くなり・・・。

 

シナリオ作法に忠実と言える作品だ。