captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

マネーボール

ブラッド・ピット主演、アメリカの映画である。

 

メジャーリーグ、アスレチクスはディビジョンシリーズ ( 地区優勝決定戦 ) 敗れ、シーズンを終了した。

 

オフには、実力のあるスター選手が、3人も出て行ってしまう。

 

オークランドという土地柄もあって、球団の資金は乏しい。

 

ゼネラルマネージャーのビリー・ビーンは、低予算で来期の選手補強をしなければならなかった。

 

ビリーは、トレード交渉のためにインディアンスの事務所を訪ね、マネージャーに希望する選手を伝えた。

 

マネージャーは、そばにいる青年に意見を聞き、ビリーの希望を全て却下した。

 

青年の名はピーター・ブランドといい、独特のデータ分析「セイバーメトリクス」理論を用いて、選手の採用を決めていた。

 

ビリーはピーターの理論に興味を持ち、彼を引き抜いて、自分の右腕として採用した。

 

アスレチクスは、他球団が興味を持たないような選手でありながらも、特徴のある選手を、次々に安く手に入れた。

 

このやり方に、スカウト達は反発した。

 

特に反抗的なスカウトは、ビリーによって解雇された。

 

シーズンが始まった。

 

頭の古い監督は、ビリーの人選が気に入らない。

 

固定観念のまま選手を起用して、アスレチクスは負け続けた。

 

ビリーは、監督が使い続ける選手をトレードに出し、対抗する。

 

ついに、監督はセイバーメトリクス理論に従わざるをえなくなった。

 

アスレチクスは、息を吹き返した。

 

そして、勝ち続けた。

 

この作品は、実話に基づいている。

 

信じたことを貫いたら、やがて評価される。

 

元気がもらえる作品だ。

 

 

 

 

真夜中のサバナ

ジョン・キューザック主演、クリント・イーストウッド監督、アメリカの映画である。

 

ジャーナリストのジョンは、南部の街サバナにやって来た。

 

そこに住む富豪のジムと弁護士に会い、盛大に開かれるクリスマスパーティーの取材許可を得た。

 

その夜、ジムの屋敷で殺人事件が起き、ジョンも駆けつける。

 

ジムがビリーを射殺したのだった。

 

ジムは、ビリーが発砲してきたので撃ち返したのだと、正当防衛を主張した。

 

しかし、ビリーの手に硝煙反応が無く、事件は裁判になった。

 

ジョンは、独自に調査を開始した。

 

そして、殺されたビリーは男娼であり、ジムとも関係を持っていたことが判明する。

 

ジョンは、ビリーの遺体を確認するため、病院へ向かった。

 

サバナの住民に、風変わりなのが沢山出てきて、興味深い。

 

歴史ある街の雰囲気もいい。

 

ビリー役は、ジュウド・ローだ。

 

両刀遣いの男娼という役である。

サカサマのパテマ

日本のアニメーション映画である。

 

地下世界で暮らす少女パテマは、掟に縛られて暮らすこの世界に不満を抱えていた。

 

彼女は、防塵服とマスクを着けて、「立ち入り禁止区域」 へ冒険に出掛けるのが楽しみだ。

 

ある日、立ち入り禁止区域から帰ってくると、部屋にはジイとポルタの2人が、彼女を待っていた。

 

ジイは、いつものように説教する。

 

ポルタは「コウモリ人間が襲ってくる」 と忠告するが、パテマは「子供じゃないんだから」 と一蹴した。

 

2人が帰った後パテマは、今は行方不明になっている冒険家ラゴスにもらった空の写真を見た。

 

そしてまた、立ち入り禁止区域に出掛けた。

 

そこでパテマは、逆さまに立っているコウモリ人間に出くわす。

 

逃げようとしたパテマは足を踏み外し、落下していった。

 

アイガという地上世界には、かつて罪人達が空に吸い込まれていった、という伝説がある。

 

再び悲劇が起きないよう、人々は規律正しい生活が強いられている。

 

少年エイジは、草原で空を眺めていた。

 

物音がして振り向くと、女の子がフェンスに、逆さまに引っかかっていた。

 

空に吸い込まれていきそうなところを、何とかフェンスにしがみついていたのだ。

 

エイジは混乱しながらも、彼女の手を取り、草原に建つ小屋に連れて行った。

 

天井に足を付けたパテマは、一安心だが、エイジがコウモリ人間の仲間だといって喚き出す。

 

パテマにすれば、エイジが逆さまなのだ。

 

エイジは彼女を、何とかなだめて、学校へ登校した。

 

下校後、小屋に戻ってきて2人で外を見ていると、治安警察が近づいてきた。

 

2人は逃げ出したが、捕まってしまった。

 

支配者イザムラは、サカサマ人の調査をしていたのだ。

 

エイジは痛めつけられた後解放され、パテマはビルの最上階に監禁された。

 

地下世界の友人ポルタが、1人でパテマの救出に向かった。

 

この作品の発想は、面白い。

 

主人公がピンチに陥り、どんどん追い詰められるのも、いい。

 

ただ、テンポが遅くて退屈だ。

 

悪者が、悪に徹し切れていないのも、物足りない。

 

 

 

 

アクト・オブ・バイオレンス

アメリカの映画である。

 

男の子と女の子が、男の子2人に追いかけられている。

 

家の前まで逃げてくると、家から男の子が出てきて、追いかけてきた子を捕まえ、殴り始めた。

 

15年後、アフガン戦争から帰ってきて退役したデクランは、後遺症に悩まされていた。

 

エイブリー刑事は、ベイカー刑事らと共に、麻薬密売組織のアジトに乗り込んだ。

 

行方不明になっていた女性は、麻薬を打たれて死んでいた。

 

結婚式を控えたローマンは、婚約者のミアを連れて、兄ブランドンの家にやって来た。

 

ブランドンは、妻と二人で暮らしている。

 

兄のデクランが、遅れてやって来た。

 

独身最後の夜、ブランドンはローマンを連れ出した。

 

ミアも友人と二人、クラブに出かけた。

 

クラブでちょっかいを出してきた男を冷たくあしらったことで、ミアは、彼らに拉致された。

 

それは、ローマンの携帯電話にメッセージを残している途中だった。

 

やっと気付いたローマンが電話を掛け直すが、通じない。

 

携帯のGPSは、移動していることを示している。

 

2人はデクランを呼んで、追跡した。

 

大きな家に到着した3人は、武装して突入した。

 

麻薬を打たれて朦朧としている女性はいたが、ミアはいなかった。

 

3人は、駆けつけた警官に逮捕された。

 

エイプリー刑事は、彼らにミアの捜索は任せてくれと説得するが、彼らは納得しない。

 

彼らは、独自に調査を始めた。

 

その頃ミアは、麻薬工場の一室に監禁されていた。

 

エイブリー刑事役は、ブルース・ウィリスであるが、あまり活躍しない。

 

 

 

 

 

山猫は眠らない 6 裏切りの銃撃

アメリカの映画である。

 

ブランドン・ベケットは、ミラー達とともにトルコにいた。

 

ブランドン達は、イスラム過激派に捉えられたアメリカ人の人質奪還のため、敵が処刑場としている河原を見下ろせる場所に待機した。

 

やがて、ボートで連れてこられた人質数名が、河原に座らされた。

 

処刑人を狙撃する予定のブランドンは、スコープを覗いて驚いた。

 

それは、まだ子供だったのだ。

 

ブランドンはためらった。

 

結局、人質が一人殺害された。

 

だが、戦闘ヘリやドローンによる攻撃も加わって、敵は殲滅した。

 

ブランドンは、上官から、ためらったことを責められた。

 

彼に、次の指令が出た。

 

ジョージアのガス施設とヨーロッパに通じるパイプラインを視察するために、要人が訪れる。

 

それを警護するのだ。

 

パイプラインは、中東のテロリストが狙っている。

 

その中でも、ガザコフという名のテロリストが、要注意人物だと上げられていた。

 

ブランドン達は、草原に潜んでテロリスト達を捜索するが、見付けられない。

 

そこへ装甲の厚い車で、要人がやって来た。

 

強力なライフルで狙撃された車は、大破した。

 

徹甲弾だ。

 

狙撃手同士の、銃撃戦が始まる。

 

この戦闘で、味方が2人死んだ。

 

敵は、ドローンによって始末された。

 

ブランドンは、自分たちの居場所の情報が漏れていたのではないかと、疑った。

 

そして、味方に内通者がいるのではないかと、ジョージア軍の上官にくってかかった。

 

ブそれでランドンは、左遷された。

 

雪の残る大カフカス山脈

 

彼は、ロシア人スナイパー、アンドレイ・ソドフの山小屋に派遣された。

 

ここでの敵は、チェチェン人の強盗団だ。

 

シリーズ6作目も、充実している。

 

脚本がしっかり練られていて、最初から最後まで、気が抜けない。

 

狙撃と、サブマシンガンによる銃撃の割合が絶妙で、狙撃の恐怖が伝わってくる。

 

これも、秀作だ。

 

 

ミネソタ大強盗団

アメリカの西部劇である。

 

西部開拓時代の末期。

 

ミズーリ州では、住民が鉄道会社に土地を追われていた。

 

ジェシー・ジェームズ、コール・ヤンガーらの強盗団が、何度も鉄道会社を襲撃して、住民達から感謝されていた。

 

ミズーリ州議会では、この強盗団に恩赦を与えようとの案が提出された。

 

そのことはジェシー達の耳にも入った。

 

コールは、しばらく強盗をするのをやめて恩赦を待つつもりでいたが、ジェシーは強盗を続けたい思いだ。

 

鉄道会社は、恩赦が決定する前に強盗団を潰したい。

 

そこで、ピンカートン探偵事務所に依頼した。

 

コール達は、馴染みの売春宿で探偵事務所の連中に襲われた。

 

コールは、重症を負う。

 

その後ジェシーは仲間に、北部のミネソタ州ノースフィールドにある銀行強盗を持ちかけた。

 

そして仲間達と、出発した。

 

しばらくして意識を取り戻したコールは、弟たちと共に、彼らの強盗を止めるためジェシーらを列車で追った。

 

州議会。

 

賄賂を受け取った議長は、強盗団の恩赦を否決した。

 

それを知ったコールは、銀行を襲うことにする。

 

もともと、これは彼の発案だったのだ。

 

先にノースフィールドに着いたのは、コール達だった。

 

彼らは、発展している街の様子に驚いた。

 

しかし、街は発展しているものの、人々は預金をせず、銀行の景気は悪かった。

 

全体に、理屈っぽくて暗い。

 

ヒーローが、華々しく悪者をやっつける様な作品の方が、西部劇としては面白い。

クリミナル・ミッション

アメリカの映画である。

 

マシューという青年が、バスにはねられ死亡した。

 

葬儀に参列した高校の同級生、ザック、ウォーレン、ブライスの3人が店で談笑していると、いじめられっ子だったノアが入ってきた。

 

その後4人は、ノアの車でマリファナを吸った。

 

そこでブライスが、株のインサイダー取引を持ちかけた。

 

とりあえず資金は、ノアが用立てることになった。

 

1ヶ月後。

 

ウォーレンに電話が入り、テレビを点けると、株を買った会社に捜査が入ったというニュースが流れた。

 

株の価値が無くなったのだ。

 

腹を立てながら駐車場に来たウォーレンは、マフィアに拉致された。

 

解放されたウォーレンは、マフィアに指定されたホテルに3人を連れてきた。

 

そこに遅れて、マフィアのボス、エディが入ってきた。

 

ノアが用立てた20万ドルは、エディが貸したものだったのだ。

 

エディは、株価暴落を知っており、手数料を含めて40万ドル返済するよう、迫った。

 

彼らに、そんな大金は用意できない。

 

そこでエディは、取引を持ちかけた。

 

マルケスという男を拉致して、しばらく監禁せよとのことだ。

 

エディの姪が誘拐されていて、マルケスと交換するのだという。

 

4人は、レストランのトイレでマルケスを襲撃し、拉致した。

 

この映画は、上手く伏線が張ってあって、最後に回収する。

 

途中は、イライラさせられる展開だ。

 

最後は、なるほどねと。

 

そういう作品である。