captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ファイナル・カウントダウン

アメリカのSF映画である。

 

1980年、ハワイ。

 

嵐が近づく中、原子力空母ニミッツが出港する。

 

民間人の青年ラスキーは、ニミッツを建造した造船会社の要請で、乗艦した。

 

ラスキーは、あてがわれた部屋に入り、隣室のオーエンス中佐に挨拶に行く。

 

オーエンスは不在で、机には、彼が書いている論文があった。

 

彼は、真珠湾攻撃の研究をしていた。

 

ニミッツは、嵐に突入した。

 

奇妙な光る渦に巻き込まれ、乗員達は頭痛に悩まされる。

 

嵐を抜けると、レーダーから随伴艦や漁船の影が消えていた。

 

さらに、緊急着艦した機のパイロットは、気絶していた。

 

ラジオからは、古い放送が流れている。

 

既に出ていた偵察機が、真珠湾の写真を撮って戻ってきた。

 

そこには、無傷の戦艦アリゾナを初め、多数の艦船が集結していた。

 

レーダーに船影が映ったので、艦長のマシューは、Fー14トムキャットを偵察に出した。

 

トムキャットは、古いクルーザーを見付けた。

 

そこに、日の丸をつけた「ゼロ戦」 が襲いかかった。

 

ゼロ戦はクルーザーを撃沈。

 

トムキャットは、ゼロ戦を撃墜した。

 

救難ヘリが、クルーザーの乗員を救助すると、それは、第二次大戦前に行方不明になっていたチャップマン上院議員だった。

 

そして、撃墜したゼロ戦パイロットを捕虜にした。

 

ニミッツは、真珠湾攻撃直前にタイムスリップしていたのだ。

 

艦長は、連合艦隊を攻撃して、真珠湾攻撃を阻止する決断をした。

 

過去にタイムスリップした時点で、歴史に介入している。

 

タイムパラドックスに、上手く折り合いをつけるのは、難しい。

 

40年以上前の設計だが、トムキャットは、格好いい。

 

辻褄が合わないところが、いくつかあるが、気にしないでおこう。

 

 

 

 

 

 

ゾンビランド

アメリカの映画である。

 

謎のウイルスが世界に蔓延して、人は次々にゾンビ化していった。

 

アメリカは既にゾンビの方が多く、「ゾンビランド」 になってしまっている。

 

テキサスの大学生「コロンバス」 は、人付き合いをしないなどの性格が幸いして、ゾンビにならずに済んでいた。

 

彼は、ゾンビから身を守るため、独自に32のルールを定めて守っている。

 

周囲の人間が全てゾンビ化してしまった今、彼は、銃を片手に故郷オハイオ州コロンバスを目指した。

 

途中彼は、SUVに乗るワイルドな男「タラハシー」 と出逢った。

 

彼は、フロリダ州タラハシーに向かうところだ。

 

タラハシーの好物は、お菓子の「トゥインキー」 だ。

 

ショップに立ち寄って、ゾンビを駆逐しながらトゥインキーを探している。

 

タラハシーは、いろいろな道具を使ってゾンビを殴り殺した。

 

彼は、楽しんでいるのだ。

 

残念ながら、トゥインキーはなかなか見付からない。

 

だから、イライラしている。

 

次に立ち寄ったショップで、彼らはウィチタとリトル・ロックと名乗る美少女姉妹と出会った。

 

ウィチタは、妹リトル・ロックがゾンビに咬まれたので、銃で始末したいという。

 

コロンバスとタラハシーが躊躇するので、ウィチタは銃を受け取り、妹に銃口を向けた。

 

その途端、ウィチタは振り返って彼らに銃口を向けた。

 

姉妹は、彼らの車を奪い、去っていった。

 

コメディタッチだが、ゾンビの恐ろしさは、他のゾンビ映画と同じだ。

 

気持ち悪さは、こちらの方が上かも知れない。

 

 

 

 

 

心の旅路

アメリカの映画である。

 

第一次世界大戦、捕虜交換でイギリスに返された大尉は、精神病院に入院していた。

 

彼は、以前の記憶を完全に失っていて、「ジョン・スミス」 という仮の名をつけられていた。

 

ある日、彼が散歩に出ると、街は戦争終結の喜びで、大騒ぎになっていた。

 

彼は、ポーラという名の踊り子と出会う。

 

ポーラはスミスのことを、愛情を込めて「スミシー」 と呼んだ。

 

2人は恋に落ち、田舎へ向かう。

 

そこで結婚して、子供が生まれた。

 

ある日、リバプールの新聞社からスミシーの元に、採用面接の通知が来た。

 

スミシーは、妻と子を残して、1人、リバプールに出掛けた。

 

面接の日は雨で、スミシーは事故に遭って頭を強打する。

 

薬局に運ばれた彼は、幸い、大した怪我もなく気がついた。

 

その時、記憶が戻っていた。

 

彼は、名前をチャールズ・レイニアといい、大富豪の息子だった。

 

チャールズは、かつての記憶は戻ったのだが、この三年間の記憶をなくしていた。

 

彼は、実家に戻って、家業を継いだ。

 

主人公が、真面目で誠実ゆえに、余計にハラハラ、やきもきさせられる。

 

無駄のないラストは、最高に素晴らしい。

 

 

マキシマム・ブロウ

ティーヴ・オースティン主演、アメリカの映画である。

 

シアトル。

 

ボウリングをしているルイスの前に、大男トミーが現われた。

 

トミーは、ルイスやその仲間達を叩きのめし、ルイスの借金を取り立てる。

 

彼は、腕っ節を見込まれてビッグ・ダグに雇われていた。

 

彼の弟エディーは、ビッグ・ダグから多額の借金をしていて、今は服役中だ。

 

その借金を、トミーが返済している。

 

ある日、ビッグ・ダグはトミーに荷物の輸送を命じた。

 

それは財布ほどの大きさのもので、中身を見てはいけない。

 

この荷物を、カナダのバンクーバーにいるジャーマンという男に届けるのだ。

 

ジャーマンは、かつてのトミーの仲間だった男だ。

 

トミーは、相棒と共に車で出発した。

 

暫く行くと、彼らは銃撃された。

 

相棒は頭を撃ち抜かれて即死、トミーはひっくり返った車から抜け出して、近くの店に逃げ込んだ。

 

武装した男達が、トミーを追い詰める。

 

銃撃戦と、殴り合い。

 

アクションを楽しむ作品だ。

 

内容は、薄い。

 

ジャーマン役のドルフ・ラングレン、もう少し動きが速かったらよかったのに。

 

そこは、加工すべきだった。

 

ジャーマンとトミーの格闘は、物足りない。

 

 

 

 

 

 

 

スペースボール

アメリカのSFコメディ映画である。

 

スターウォーズのパロディで、それ以外の作品もパロっている。

 

冒頭は、「スターウォーズ」と同じように字幕が流れる。

 

昔、昔、ワープした昔。

 

遙か銀河の彼方にスペースボールという邪悪な星があった・・・。

 

スペースボール星では大気を使い尽してしまい、大統領は、近くにある平和なドルイデア星の大気を奪うことにした。

 

超巨大宇宙戦艦「スペースボール1 ( スター・デストロイヤーのパロディ ) 」 が接近する中、ドルイデア星では、王女ヴェスパ姫 ( レイア姫 ) の結婚式が開かれようとしていた。

 

ヴェスパ姫は、相手の王子が気に入らず、ロボットのトッド ( C-3PO ) を連れてロケットに乗って逃げ出した。

 

スペースボール1では、ダーク・ヘルメット ( ダース・ベイダー ) が恐怖で指揮をしている。

 

ダークは、都合良く飛び出してきた姫を捕まえて、シールドの暗証番号を聞き出すことにした。

 

スペースボール1の光線に捕まり、身動きが取れなくなった姫は、父ローランド王に助けを求めた。

 

その頃、近くを宇宙船イーグル5号 ( ミレニアム・ファルコン ) が飛んでいた。

 

船長ローン・ウルフ ( ハン・ソロ / ルーク・スカイウォーカー ) と、相棒の半人半犬バーフ ( チューバッカ ) は、宇宙の悪党ピザ・ザ・ハット ( ジャバ・ザ・ハット )  から借金返済を迫られていた。

 

ローランド王は、高額の報酬でローン・ウルフに姫の救助を頼んだ。

 

ウルフはダークを出し抜いて姫を奪還、高速飛行で逃げ出した。

 

ところがガス欠で、砂漠の星 ( タトゥイーン ) に不時着。

 

その星の住民に救われて連れて行かれた神殿に、伝説の聖者ヨーグルト ( ヨーダ ) がいた。

 

ヨーグルトはウルフに、神秘の力シュワルツ ( フォース ) を授ける。

 

登場人物が、誰のパロディなのかが明白で、面白い。

 

冒頭、巨大宇宙戦艦スペースボール1の登場シーンから、笑える。

ジャングル・ブック

アメリカの映画である。

 

ジャングルを、少年モーグリと狼たちが駆けていた。

 

モーグリは、狼のように速く走れない。

 

彼が木の枝に飛び移ると、枝が折れて落下してしまった。

 

黒豹のパキーラが、モーグリに説教する。

 

モーグリは、幼い頃に孤児になった。

 

そこをパギーラに拾われて、狼の群に預けられたのだ。

 

育ての母である雌狼・ラクシャは、他の子供達と分け隔てなくモーグリを育てた。

 

リーダー・アキーラも同じだった。

 

皆、「ジャングルの掟」 を唱えて、団結していた。

 

乾期になった。

 

水飲み場が開放され、この期間は、肉食動物は草食動物を襲ってはならない。

 

水飲み場には、多数の動物が集まっている。

 

そこに、モーグルの臭いを嗅ぎつけた凶暴な虎、シア・カーンが現われた。

 

シア・カーンは、人間はジャングルにいるべきではない、人間にどんな目に遭わされたか思い出せ、と言って立ち去った。

 

モーグリは、ジャングルを出ることにした。

 

そしてモーグリは、パギーラに連れられて人間の住むところを目指して旅立った。

 

草原を歩いていると、突然、シア・カーンが襲いかかってきた。

 

パギーラがシア・カーンと戦う。

 

その隙に、モーグリは逃げだした。

 

シア・カーンは、パギーラを叩きのめすと、すぐにモーグリを追う。

 

脚本がしっかりしていて、最後まで飽きずに楽しめる。

 

CGの出来が素晴らしく、全て本物に見える。

 

 

 

 

クリミナル 2人の記憶を持つ男

ケヴィン・コスナー主演、イギリス・アメリカ合作の映画である。

 

ロンドン。

 

米軍のミサイルを遠隔操作できるソフトウェアを開発したハッカー・ダッチマン。

 

彼は米国に対して、ソフトと引き替えに、身の安全と多額の現金を要求してきた。

 

CIAエージェントのビル・ホープは、ダッチマンを安全な場所に隠し、現金の保管場所に戻る。

 

その時、つけられているのに気付いた。

 

ダッチマンがいたテロ組織だ。

 

ビルは捕まって拷問を受けるが、ダッチマンの居場所を吐くことなく、殺された。

 

直後に現場に到着したCIAは、ビルの遺体を回収する。

 

ダッチマンの居場所をい知っているのは、ビルだけなのだ。

 

上司のクウェイカーは、まだ実験中である、記憶の移植手術を採用することにした。

 

移植する相手に、囚人のジェリコ・スチュアートが選ばれた。

 

彼は脳に障害があり、感情を持たない極悪非道な犯罪者だ。

 

彼らは、ビルの記憶をジェリコに移植した。

 

成功したのだが、蘇る記憶は断片だけであり、事情が分からないジェリコは混乱した。

 

結局、失敗とみなされ、刑務所に戻される。

 

護送の途中、ジェリコは脱走した。

 

そして、記憶を辿りビルの家に侵入する。

 

見せ場が、少ない。

 

似た感じの登場人物が数組あって、混乱する。

 

これは俳優の人選ミスだ。