captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

スノーホワイト / 氷の王国

イギリス、アメリカ合作のファンタジー映画である。

 

今流行の、ダーク・ファンタジーだ。

 

前作「スノーホワイト」 より、時は遡る。

 

邪悪な女王ラヴェンナは、周囲の国を次々に滅ぼして、自分のものにしていた。

 

まだ魔術が使えない妹・フレイヤが、婚約者のいる男の子供を身籠もってしまう。

 

やがて娘が誕生した。

 

その娘が、殺される。

 

その時の怒りで、フレイヤは氷の魔術に目覚めた。

 

国を出たフレイヤは、軍隊と魔術を使いながら自分の王国を建設した。

 

そこには、征服した村から子供達が連れてこられ、兵士としての訓練を受けさせられた。

 

中でも最優秀のエリックとサラは、成長して恋仲になり、国を出ようとする。

 

フレイヤは、愛することを禁じていた。

 

2人の間に氷の壁を作り、エリックの目の前でサラを殺した。

 

その後、エリックも殺し、川に投げ捨てた。

 

7年後、エリックは生きていた。

 

ラヴェンナ女王の国で、暮らしていたのだった。

 

ある日、ラヴェンナ女王の鏡が盗まれた。

 

取り返すことを依頼されたエリックは、2人のドワーフを連れて、フレイヤの王国に向かう。

 

途中、兵士との争いで殺されそうなところを、女性に助けられた。

 

それは、サラだった。

 

サラは、エリックが逃げ出したと思っていた。

 

2人は、互いに異なるヴィジョンを見せられていたのだった。

 

スノーホワイトとは、白雪姫のことだが、この作品には出てこない。

 

魔女との戦いを描いたもので、メルヘンのかけらもない。

 

近頃は、この手の作品が受けるようだ。

 

 

怒りのガンマン 銀山の大虐殺

リー・バン・クリーフ主演、イタリアの西部劇である。

 

駅馬車が村に着いたが、男達に中に入ることを拒まれた。

 

村には、3000ドルの賞金が掛けられたフィリップという男が潜んでいて、賞金稼ぎたちが取り囲んでいた。

 

乗客の1人、元保安官のクレイトンが、男達を無視して酒場に入った。

 

酒を飲んでいると、銃撃戦が起きて、フィリップが駆け込んできた。

 

そして、クレイトンの手引きで脱出に成功する。

 

フィリップは、サクソン兄弟の父親を射殺したとして死刑判決を受けたのだが、逃亡した。

 

事情を知るクレイトンが、追ってきたのだった。

 

逃げたフィリップは、サクソン兄弟の元に行った。

 

遅れてクレイトンが到着する。

 

一悶着あった後、フィリップは捕まり、絞首刑の準備が始まった。

 

正義 VS 悪 という構図ではない。

 

西部劇の中では、地味な方だ。

 

「銀山の・・・」 なのに、出てきたのは金鉱だった。

ワーキングガール

アメリカの映画である。

 

ニューヨークの証券会社に勤めるテスは、学歴が低いので、いくら頑張っても「証券マン養成コース」 に入れない。

 

それどころか、からかう上司に仕返しをしたため、M&A部門に配置換えされた。

 

ここの上司は、同い年のキャサリンという重役だった。

 

キャサリンの秘書として働くテスは、ある日、トラクス社の買収に関する情報を、キャサリンに話した。

 

その後キャサリンから、この買収は上層部によって却下されたと言われる。

 

それでも、自分のアイデアを取り上げてくれたことで、テスはキャサリンに対して尊敬の念を抱くようになった。

 

休暇中、キャサリンはスキーで骨折し、入院することになった。

 

仕事を引き継いだテスは、キャサリンがジャックという人と共に、トラクス社の買収を進めていたことを知り、ショックを受ける。

 

自宅に帰ると、同居中の恋人が浮気していた。

 

仕事に集中すると決意したテスは、自分はキャサリンのビジネスパートナーだと偽って、ジャックに接触した。

 

そして、買収の話を進める。

 

ところが、キャサリンが退院して、テスが勝手に買収話を勧めていることを知ってしまった。

 

キャサリン役のシガニー・ウィーヴァーが、いい。

 

アメリカのビジネス界は、日本もそうなりつつあるのだが、力が全てなのだ。

若き皇后シシー

オーストリアの映画である。

 

「プリンセス・シシー」の続編だ。

 

オーストリア皇后となったエリザベート ( 愛称シシー ) だが、宮廷の堅苦しい生活には、馴染めなかった。

 

彼女は、狩りや、乗馬の方が楽しいのだ。

 

義母のゾフィー大公妃とも、うまくいかない。

 

しかしシシーは、気の強いゾフィーハンガリーアンドラーシ伯爵を侮辱したのを、なんとか取りなし、彼の怒りを静めた。

 

懲りない義母は、シシーから生まれたばかりの娘を取り上げてしまう。

 

耐えきれなくなったシシーは、故郷に帰ってしまった。

 

皇帝フランツ・ヨーゼフは、シシーを迎えに行き、2人でオーストリアの山岳地帯を旅した。

 

2人は山小屋に泊まり、楽しい時を過ごす。

 

前作とうって変わって、シシーの天真爛漫な様子が、ほほえましく描かれている。

 

アルプスの少女ハイジが大人になったら、あのような感じになるのだろうか。

 

 

アリスの恋

アメリカのラブコメディ映画である。

 

夢見る少女アリス。

 

27年後、彼女はトラック運転手ドナルドと結婚していた。

 

そのドナルドが、事故死してしまう。

 

アリスは、歌手になる夢を叶えるため、息子トミーを連れて故郷モントレーへ帰ることにした。

 

ガレージセールで資金を創り、トミーと二人、車で出発した。

 

ところが、途中で資金が尽きてしまい、歌手と偽ってバーでアルバイトを始めた。

 

そこで、年下の男性ベンと出逢う。

 

アリスはベンに恋をし、仲良くなったが、彼には妻がいた。

 

アリスのところに妻が来て、言い争っているところへ、ベンが入ってきた。

 

そこで凶暴なベンの正体を見たアリスは、トミーを連れて逃げ出した。

 

ツーソンまで来たアリスは、ウエイトレスとして働き出した。

 

ここで、魅力的な男性ディヴィッドと出逢う。

 

息子のトミーが、先にディヴィッドに懐いた。

 

アリスは、ドナルドやベンなど男運が悪かったので、ディヴィッドとは、なかなか打ち解けられない。

 

ある日、ディヴィッドの牧場を訪れ、アリスの心に少女時代のメルヘンが蘇ってきた。

 

コメディではあるが、ドタバタではない。

 

笑えるところが、たくさん散りばめられている。

 

なんだか、暖かい気分になる作品だ。

 

 

荒鷲の要塞

リチャード・バートン主演、アメリカの映画である。

 

第二次大戦の最中、米軍のカーナビー将軍がドイツ軍に捕まった。

 

彼は、「鷲の城」 と呼ばれているドイツ軍情報本部に、監禁されていた。

 

アメリカとイギリスは協力して、将軍の救出作戦を立てた。

 

イギリス軍ターナー大佐の指揮の下、イギリス情報部諜報員ジョン・スミス以下6名、米軍からは、レンジャー部隊のシャファー中尉達が参加した。

 

ジョン・スミスは、極秘で女性諜報員メアリーと連絡を取る。

 

彼女をドイツ兵の集まる酒場に連れて行き、「鷲の城」 での仕事口を手配して潜入させた。

 

ところが、その直後に酒場に手入れがあって。スミスは逮捕されてしまう。

 

情報が、漏れているのだった。

 

戦争映画と言うより、サスペンスである。

 

ただ、この作品も、アリステア・マクリーンの原作小説の方が、数段、面白い。

 

 

イナフ

ジェニファー・ロペス主演、アメリカの映画である。

 

ダイナーでウエイトレスをしているスリムは、ナンパされて困っているところをミッチに助けられた。

 

彼は、裕福な社長だ。

 

二人は意気投合し、やがて結婚する。

 

理想の家を手に入れ、娘も生まれた。

 

グレイシーが5歳になった頃、ミッチが浮気をした。

 

それをなじるスリムに、ミッチは暴力をふるう。

 

それが切っ掛けで彼は、日常的に暴力をふるうようになった。

 

スリムは親友のジニーに相談し、グレイシーを連れて逃げようとする。

 

ところがミッチに見付かってしまい、酷い暴行を受けた。

 

スリムは、グレイシーを連れ、シアトルにいる昔の恋人ジョーの家に身を隠した。

 

ミッチは、部下を使ってジョーのアパートを捜索させ、さらにジョーを脅しつけた。

 

スリムは、なんとか見付からずに逃げ出し、サンフランシスコにいる父を頼った。

 

しかし、そこもすぐに見付かってしまった。

 

主人公が、どこに逃げても探し出され、追い詰められていく。

 

緊迫した状態が続き、引き込まれる。