アメリカ・イタリアの合作映画である。
主演は、アル・パチーノ。
公開当時、日本ではアル・パシーノと表記されていた、どうでも良いが。
これは、鉄の意志で正義を貫く警察官の話である。
ニューヨーク市警に勤めるセルピコが、銃で撃たれて病院に運ばれたところから物語は始まる。
撃った犯人は、警察官だった。
セルピコは、警察官の不正が許せず、署内で孤立していた。
不正の捜査を要求するセルピコの周りは、敵ばかりである。
アル・パチーノの演技から、執念、気迫、信念などが、ひしひしと伝わってくる。
観ているうちに、完全にその世界に入り込んでしまった。
この映画は、日本のベテランの警察官にこそ、見せてやりたい。
警察学校を卒業した頃の溢れる正義感を、思い出すだろう。