トミー・リー・ジョーンズ主演、アメリカの映画である。
スポーツ記者アル・スタンプに、タイ・カッブから電話がかかってきた。
タイ・カッブは、かつてのメジャー・リーグの名選手であり、野球殿堂入り第一号の人物だ。
引退して約30年経っていた。
タイは、アルに伝記を書いて欲しいという。
伝説的人物から直々に依頼されたことで、アルは有頂天になって引き受けた。
引退したタイは、実業家に転身して成功した。
2度の離婚を経験し、豪邸に一人で暮らしている。
訪ねていったアルは、いきなり銃で揶揄われた。
タイは、糖尿病を患っている上、酒浸りだった。
さらに、気に入らないとすぐに怒りを爆発させ、銃をぶっ放す。
アルはすぐに、引き受けたことを後悔した。
彼は、真実ではなく、タイの指示通りに伝記を書くことを強要された。
アルは、タイが気にいるようなものをタイプし、真実を綴ったものをメモ書きにした。
タイプした原稿は、タイがチェックする。
メモ書きは隠した。
この作品は、事実に基づいている。
タイ・カッブ役のトミー・リー・ジョーンズの暴れっぷりが、とてもいい。
なお、表題は「カップ」であるが、本来の発音は「カッブ」なので、本文ではカッブと表示した。