イギリスの映画である。
第7騎兵隊のガブリエル・フェロー中尉は、軍の規律を破って、無用な決闘を繰り返していた。
ある日、彼は市長の甥と決闘して、重傷を負わせた。
市長に呼び出され叱責を受けたトレアール将軍は、フェローを謹慎処分にした。
将軍は、フェローに処分を伝えるため、アルモン・デュペール中尉を使わした。
フェローは自宅におらず、デュベールはフェローの愛人マダム・デリオンを訪ねた。
自宅に戻ったフェローはデュペールを逆恨みして、決闘を申し込んだ。
断りきれなくなったデュペールは、しぶしぶ応じた。
デュペールがフェローに傷を負わせたところで、召使いが邪魔に入ったため、引き分けに終わった。
その後、フェローは執拗にデュペールを追いかけ回すようになった。
半年後、デュペールはアウグスブルグの部隊に配属された。
そこで再びフェローと出会い、決闘することになった。
デュペールは胸を刺され、決闘を続けることができなくなった。
彼は、握手して終わりにしたかったが、フェローは、そのまま去っていった。
この作品は、復讐に燃えるサイコパスなストーカーの話、と捉えるとつまらない。
この時代の貴族は名誉が大事なので、暗殺を企てることなく、立会人を置いて決闘する。
決闘する二人の見た目がよく似ているので、見慣れるまで区別がつかない。