日本の時代劇映画である。
佐渡金山。
脱走する無宿人を取り締まるために組織された「地獄組」が、無宿人を手引きして、献上金を積んだ船を襲わせた。
嵐のために船が沈没して、乗っていたものは、皆、犠牲になったとされた。
船を所有する金座・後藤家では、金の相場に影響が出ることを恐れて、奉公人たちに緘口令をしいた。
後藤家の奉公人であるお浅は、思いを寄せる与七が船と共に沈む夢を見た。
そして、それが現実に起きたことだと知って、憔悴したまま、外を彷徨った。
お浅の幼馴染で元仕事人の政は、事情を聞いて励ました。
船の沈没の噂は、瞬く間に広がり、金の買い付け騒ぎが起きた。
その結果、金は高騰した。
全て、勘定奉行の太田玄蕃頭と、後藤家の当主の座を狙っている三之助が仕組んだことだった。
中村主水たち仕事人が、同業の元締め鎌イタチのおむらに、無理矢理呼び出された。
仕事の的は御用船を襲った無宿人たちだ。
依頼したのは後藤家当主の千勢で、依頼料は200両だった。
御用船のに乗っていた奉公人たちの恨みを晴らしてほしいということだったが、主水たちは断った。
これは駄作である。
シリーズの他の作品にも言えることだが、ちゃちなSF的武器は、みっともない。