スイス、ドイツ合作の映画である。
8歳のハイジは、幼い時に両親を亡くし、デーテ叔母さんに育てられてきた。
新しい職に就いたデーテは、ハイジを育てられないので、山に住む祖父アルムおんじに頼むことにした。
アルムおんじは、訪ねてきた二人に「今すぐ立ち去れ」と怒鳴りつけた。
デーテは、ハイジをを残して立ち去った。
その夜、ハイジはヤギ小屋で寝た。
翌朝、おんじがヤギの乳を絞って、ハイジに与えた。
そして、ハイジの引き取り手を探すために、村の牧師を訪ねた。
牧師は探す約束をしてくれたが、見つからなければ、ハイジは施設に入れられてしまう。
おんじの家には、椅子もベッドも一つしかなかった。
ハイジは、屋根裏部屋の干し草で寝た。
それは、心地よかった。
翌朝、山羊飼いの少年ペーターが来たので、ハイジはペーターと一緒に山に行った。
やがて、頑固者のおんじも心を開き、ハイジを育てることにした。
おんじは、ハイジのために椅子を拵えた。
牧師に頼んだことも、断ることにした。
冬が近づき、ペーターは村の学校に通うことになった。
この作品は、誰もが知っている物語の実写だ。
スイスアルプスの景色が、素晴らしい。
天真爛漫なハイジが、とても可愛らしく、原作のイメージとぴったりあっている。
主な登場人物の吹き替えが、一流の声優なので、なんの違和感もなく楽しめる。
大人にもお勧めの作品である。