日本のアニメーション映画である。
肉子ちゃんは38歳、小柄で太っていて、明るく元気なおばさんだ。
5年生の娘キクりんと、漁船で暮らしている。
肉子ちゃんは、本名を見須子菊子 ( みすじきくこ ) という。
見た目から、愛称が肉子ちゃんだ。
キクりんの名前は喜久子であり、読み方が菊子と同じである。
肉子ちゃんは、16歳で大阪に出てスナックで働き始めた。
その後、恋をするたびに騙されて、男の借金を背負わされた。
名古屋、横浜、東京と移動して、最後に恋した小説家は借金こそ押し付けなかったが、突然、家出してしまった。
幼いキクりんを連れた肉子ちゃんは、小説家の男を探して、北の漁港に流れ着いた。
そこで、焼肉屋「うおがし」の大将サッサンと出会い、漁船に住まわせてもらうことになった。
サッサンは、店を畳もうと思っていた矢先、来店してきた肉子ちゃんを見て、肉の神様が来たと思ったのだった。
現在、肉子ちゃんは「うおがし」で働いている。
ここに来て3年、陽気な肉子ちゃんは、すっかり街に溶け込んでいた。
肉子ちゃんと違って、すらっとしたキクりんは、仲の良い美少女のマリアと連れ立って学校に通っている。
クラスで、女子の派閥争いが始まった。
ほのぼのとした作品だ。
感動させられるシーンもある。