タイの映画である。
タイでは、現地のマフィアと日本のヤクザが抗争していた。
ヤクザのマサシは、マフィアのボス・ナンバー8の愛人ジンに手を出してしまう。
身の危険を感じたジンは、マサシを日本に帰し、自分は稼業から足を洗った。
その時、ジンは身籠もっていて、やがて、女の子が生まれる。
ジンは、その子をゼン ( 禅 ) と、名付けた。
ゼンは発達障害があったが、運動能力に優れ、目で見た他人の動きを真似ることが出来た。
ゼンは子供の頃から、隣にあるムエタイジムにいる人の動きを真似したり、テレビでカンフー映画を観たりして、格闘技に上達していった。
そんなころ、母が白血病を発症する。
多額の治療費が、必要になった。
幼馴染みのムンは、かつてジンが貸し付けていた帳簿を見つけた。
ゼンとムンは、帳簿を元に借金を取り立てにいく。
ところが、相手は子供だと馬鹿にして、返してくれない。
やがて、喧嘩に発展し、ゼンが男達を叩きのめした。
こうして、取り立てに行く先々で、大勢を叩きのめして金を取り返していることが、ナンバー8の耳に入った。
少女のアクションが、見物だ。
身体が柔らかく、とても良い動きをしている。
ジャッキー・チェンのアクションシーンを、参考にしているようだ。
格闘シーンが多いので、アクション好きは楽しめる作品だ。