シャーリーズ・セロン主演、アメリカ、ドイツ合作の映画である。
1986年、フロリダ。
アイリーン・ウォーノスは、13歳の頃から娼婦をしていた。
彼女は、ヒッチハイクをしながら男に体を売る生活に疲れ果て、自殺を決意した。
持ち物は拳銃と、5ドルだけだ。
最後の5ドルを使い果たそうと、アイリーンは近くのバーに入った。
そこは、同性愛者が集う店だった。
彼女は、同性愛者のセルビー・ウォールから声を掛けられた。
アイリーンは、自分は同性愛者ではないとして立ち去ろうとしたが、セルビーに引き止められて話をした。
意気投合した二人は飲み明かし、セルビーが世話になっているドナの家に行った。
セルビーは同性愛の治療を受けるために、親の友人ドナに預けられていた。
ドナは、アイリーンが娼婦であると知り、二人の交際を禁じた。
アイリーンは、友人の倉庫を借りて暮らし始めた。
セルビーが会いにきて、二人は、ますます惹かれあっていった。
生活のためにアイリーンは、客をとった。
ヴィンセント・コーリーという男だ。
アイリーンは彼に森へ連れいてかれて、激しい暴行を受けレイプされた。
それで彼女は、自らを守るために、持っていた拳銃で彼を射殺した。
そして、車を奪った。
その車でアイリーンはドナの家に行き、セルビーを旅に誘った。
引き止めるドナを振り切って、セルビーは車に乗った。
金のある間、二人は楽しく過ごしたが、底をつくとセルビーの機嫌が悪くなった。
アイリーンはまともな職に就こうとしたが、学歴も経験もなく、さらに前科もあって、うまくいかなかった。
セルビーに殺人を打ち明けたアイリーンは、次の犯行に手を染めた。
この作品は、実在の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスをモデルにしている。
主役のシャーリーズ・セロンが、凄い。