日本のアニメーション映画である。
冥王星にあるガミラス前線基地を叩くため、ヤマトは戦闘に入った。
しかし、反射衛星砲の直撃を受け、氷の海に不時着する。
さらに真上から反射衛星砲攻撃を受けて、転覆して沈んだ。
ヤマトは撃沈されたと見せかけ、艦内では敵の攻撃を分析していた。
出撃していた航空隊が敵基地を発見し、ヤマトは反撃に転じた。
激しい戦闘の末、ヤマトは冥王星基地を撃破した。
結果、これ以降、地球に遊星爆弾が落とされることがなくなった。
時を遡る。
地球はガミラスから攻撃を受け、人々は地下への避難を余儀なくされていた。
しかし、システムエラーが出て不時着。
二人は、鉄屑と化した古い戦艦の残骸を見た。
国連宇宙軍は、イスカンダルからの技術供与を受け、恒星間飛行ができる戦艦を開発していた。
国連宇宙軍極東管区で、沖田十三が乗組員たちにイスカンダル人スターシャのメッセージ映像を見せ、任務を告げた。
16万8千光年の彼方にあるイスカンダル星に行き、「コスモリバースシステム」を持ち帰るのだ。
古代たちを乗せて、ヤマトは発進した。
時が戻る。
冥王星前線基地を撃破したヤマトは、ワープ航法に入った。
そこで、次元の断層に捉えられてしまった。
打つ手の無いヤマトの前に、ガミラス艦が現れた。
その艦も、ヤマト同様、抜け出せずにいたのだった。
ガミラス艦から使者が来た。
乗組員は、ガミラス人が皮膚が青いことを除いて地球人と同じだということに、驚いた。
古代が使者と会談し、協力して脱出することになった。
大和の波動飽を使って、二つの艦は断層を脱出した。
しかし、そこにガミラス艦隊が待ち受けていた。
ガミラス艦は出てきた友軍を破壊して、さらにヤマトを攻撃してきた。
この作品は、オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」とは、細かい点で多少の違いがある。
物語の展開が早いが、オリジナルを知っている人ならついていける。
冒頭の戦闘シーンから、一気に引き込まれる。
大和が反撃に転じた時にかかるテーマ曲に、心が躍る。
ちなみにテーマ曲には、幻と呼ばれる3番と4番が存在するので、紹介しておこう。
3番:
さらば地球よ 緑の星よ 宇宙戦艦ヤマト
花咲く丘よ 鳥鳴く森よ 魚すむ水よ 永久に永久に
愛しい人が 幸せの歌 微笑みながら 歌えるように
銀河を離れイスカンダルへ はるばる臨む
宇宙戦艦ヤマト
4番:
さらば地球よ 再び会おう 宇宙戦艦ヤマト
戦いの場へ旅路は遥か 命の糸が 張り詰めている
別れじゃないと 心で叫び 今紫の闇路の中へ
銀河を離れイスカンダルへ はるばる臨む
宇宙戦艦ヤマト