日本のホラー映画である。
深夜2時。
西村明菜は、恋人の森田悠真に撮影してもらいながら、心霊スポット「犬鳴村」 に向かった。
トンネルを抜けると、廃墟が並んでいる。
小用をもよおした明菜は、小屋に入って用をたす。
その間、悠真は辺りを散策した。
明菜が小屋を出ようとしても、扉が開かない。
そして扉の外で、犬の唸り声と扉にぶつかる音が聞こえてきた。
明菜は、突然、後ろから何者かに掴まれた。
戻ってきた悠真が扉を開けると、明菜は狂乱状態で飛び出してきた。
悠真の妹・奏は、病院で臨床心理士をしている。
彼女は、遼太郎という男の子のカウンセリングをしている時、幽霊のようなものを見た。
奏が兄に呼び出されて実家に戻ると、明菜の様子がおかしいと言う。
犬鳴村に行ってきた話をしていると、小学校の自由研究の題材にしている弟・康太が、話に乗ってきた。
それを奥の間で聞いていた父が、激怒して出てきた。
奏には、わけが分からない。
二人で明菜を訪ねると、何やら歌いながら絵を描いていた。
明菜がトイレに立つ。
康太が、失禁しながら歩いている明菜を、部屋の窓から目撃して、知らせにきた。
悠真たちは、探しに出掛ける。
鉄塔の所に行くと、明菜が悠真の前に落下してきて、死んだ。
検死の結果、なぜだか明菜は溺死していた。
葬儀の後、悠真は仲間たちと犬鳴村に向かった。
ところが、トンネルの入口がコンクリートブロックで塞がれていた。
それも、何年も前からのようだ。
訳が分からない悠真は、バリケードの上の隙間からトンネルに入った。
仲間たちは帰ってしまうが、こっそりついてきた康太が、バリケードを登る。
そして、中を懐中電灯で照らすと、兄の悠真がいた。
悠真が戻ろうとした時、康太が中に落ちてしまった。
すると、大勢の幽霊が襲いかかってきた。
ホラー映画の割に、恐怖の描写が甘くて、怖くない。
辻褄が合わないところ、意味のわからないところがある。