小泉今日子主演、日本の映画である。
東京、吉祥寺。
漫画家・小島麻子は締め切りに追われ、スタッフ4人と徹夜が続いていた。
ようやく完成させ、一息ついた時、愛猫「サバ」 がソファで冷たくなっていた。
腎臓を患いながらも、15年の寿命を全うしたのだった。
暫くして麻子は、アメリカンショートヘアの子猫を買ってきた。
「グーグー」 と名付けられた子猫は、スタッフ達にも大人気だ。
大きくなったグーグーが、ある日、ベランダから出て行ってしまう。
スタッフ総出で探していると、近くの公園で見付かった。
木から降りられなくなったグーグーを、青年・沢村が助けてくれたのだった。
アシスタントのナオミは、独身の麻子が沢村と話しているのを見て、2人をくっつけたく思った。
複雑な家庭で育った沢村は、麻子のマンガで救われたことがあったという。
麻子が新作のアイデアを思いついた。
少女が急速に老化する、というストーリーだ。
そこで、みんなで老人体験グッズを付けて、街を散策する。
途中、一行は、ナオミの彼氏が浮気しているところに出くわした。
逃げる彼を追いかけるナオミ、ナオミを追いかけるスタッフ達。
一番後から、中年の麻子が走って追いかける。
ナオミが彼を捕まえた時、追いついた麻子が路上に倒れて、気を失ってしまう。
全体に、のんびり、ゆったり。
のどかな作品だ。