captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

テイラー・オブ・パナマ

ジョン・ル・カレ原作、アメリカの映画である。

 

英国諜報部MI6のアンドリュー・オズナードは、女癖が悪く、パナマに左遷された。

 

与えられた任務は、パナマ運河返還後の国の情勢を探ることだ。

 

アンドリューは、英国出身で現地で紳士服の仕立屋をしているハリーに、接触する。

 

高級紳士服を仕立てるハリーは、大統領をはじめ政財界に多くの知り合いがいて、情報源にうってつけだ。

 

しかも、農園経営に失敗して多額の借金を抱えていたため、金で釣るのは容易かった。

 

またハリーは、英国で事件を起こして服役し、その後パナマに渡ってきたのだった。

 

経歴を詐称して結婚し、2人の子供がいる。

 

そしてハリーの妻ルイーザは、パナマ運河委員会に勤めている。

 

ハリーは、ノエリガ政権時代にレジスタンス活動をしていた友人のミッキー、マルタ達が、武装して蜂起する計画があることを、アンドリューに告げる。

 

また、政府はパナマ運河を、外国に売る計画があると示唆する。

 

これらの情報を結びつけたアンドリューは、MI6に報告。

 

MI6は、地下活動組織の資金を米国から引き出した。

 

米国は、パナマ攻撃の計画を立てた。

 

真面目で気の弱い仕立屋が、諜報員に利用されて、道を外していく。

 

「人を不幸にするのは、常に真実だ。」 みたいな台詞が、何度も出てくる。