アメリカの映画である。
「ハエ男の恐怖」 をリメイクした「ザ・フライ」 の続編だ。
転送装置での実験の結果「ハエ男」 になってしまったセスの子を、ヴェロニカは宿していた。
バートック研究所で、彼女は卵を出産し、ショックで死亡した。
やがて卵がかえり、ごく普通の男児が誕生する。
マーティンと名付けられ、バートック所長が父親代わりとして育てた。
マーティンの成長は異常に早く、頭脳も優秀だった。
5歳の頃には、既に成人に達していた。
彼は所長から、父親の研究について聞かされた。
バートックは、後を継いで研究を続けていたのだった。
ある日マーティンは、研究所で働くベスと出逢い、恋に落ちる。
直後にベスは、遠くの部署に飛ばされてしまった。
バートックが、カメラで監視していたのだ。
研究所の資料の中に、自分のものや亡くなった父親のものを見つけたマーティンは、研究所を飛び出した。
彼の身体は、少しずつ変化し始めた。
ホラーというより、人間を描いた作品である。
「ハエ男の恐怖」 の頃よりも、何もかも進歩しているので、リアリティが増している。
おぞましさが増しているのだ。
吐き気をもよおす人もいるだろう。
閲覧注意の、作品である。