アメリカの映画である。
9.11テロから始まり、CIAがオサマ・ビン・ラディンを見つけ出し、殺害するまでをドキュメンタリータッチで描いている。
以前紹介した、「ネイビーシールズ・チーム6」と話の流れは同じだ。
「ゼロ・ダーク・サーティ」は、オサマ・ビン・ラディンを見つけ出すまでの課程がメインとなっている。
捕まえたアルカイダの一人を拷問するシーンは、それほど過激な描写ではない。
それでも、アメリカ政府が「捕虜を虐待」したことになるので、問題視されたのだろう。
物語自体は、淡々と進んでいく。
爆破テロのシーンもあるが、痛みが伝わってこない。
人間ドラマみたいな要素もない。
親子の絆を描いているのでもない。
盛り上がりのない作品だ。
娯楽として観るなら、「ネイビーシールズ・チーム6」の方が面白い。