エド・スクライン主演、フランスの映画である。
運び屋フランク・マーティンが、三つの掟に従って、依頼された品物を運ぶという設定は同じだ。
フランクは、久しぶりに父親と再会し、くつろいでいる最中に依頼を受ける。
待っていたのは、一人の美女で、重量104キロの品物を運んでほしいという。
依頼された日時に、待ち合わせ場所の銀行に出向くと、髪をブロンドにした彼女が、助手席に乗り込んできた。
「荷物は ?」の問いに、答えるまでもなく、同じ格好をした美女が二人、後部座席に乗り込む。
フランクは、契約の取り消しを申し出たが、父親が人質に取られていた。
この映画の見所は、カーチェイスだけだろう。
ストーリーは単純で、派手に車が壊される。
狭いヨーロッパの道を、幅広のアウディS8が疾走する姿は、迫力がある。
父親が二度も拉致されるが、なぜ、彼の居場所が分かったのか。
簡単に拉致されたのは、不自然だ。
売春婦が射撃の名手だというのも。
そんなのは些末なことだとして、アクションを楽しめばいいのかもしれない。